「POLAARIS」

最近はわりと近くで個展やARTGYPSY ARTSHOWを開催している私達。

この間は高尾の仲間「佐千代」がオープンした「ポラリス」でやったばかり。塾のビルの中なのでそこはまるで学校のようで懐かしくもあり、おもしろかった。
我が家のオオカミ犬「ドン」も中に入ることを許され大コーフン。佐千代の子供「なるき」と「なな」の後をついてまわっていた。アートショーの日にポラリスの隣の教室「ルンタ」でヨガを教えている「さおり」が私の衣装を仕上げて持ってきてくれたのには感動した。どうしても記念すべきこの日に合わせたかったのだろう。さおりと一緒に教室をシェアして同じくヨガを教えている「はるか」はこの日の朝、インドから帰ってきたばかりでまだ意識が浮遊していたっけ。そしてアートショーのコラボアーティストはキールタンのワークで大人気の「堀田義樹」くんだったのでインド色満載のARTGYPSY ARTSHOWとなった。佐千代も「なんでこんなにチャイばかり出るの?」と驚いていた。初対面の義樹くんは道産子同士だからかミョーに親近感が湧いて、NOBUYAはこの短時間で彼に「のぶ兄ー」とまで言われるほどになっていた。ショー後、義樹くんからは「最高に気持ち良くて楽しかったです。ぜひまた一緒にやりたいです!!」と言ってもらえて嬉しかった。アートショーの時、ドンはみんなと同じ部屋でずっとおとなしくいい子にしていた。しかも一番前で。ところが佐千代の終わりの挨拶でいきなり遠吠えを上げ出したのだ。それは見事なタイミングだと誰もが思った瞬間だった。するとどこからともなく遠吠えが次々とあとから湧き起こり会場全体に響き渡っていった…。その光景はまるでインドのアシュラムにやって来た一匹のオオカミに駆り立てられた人間達が目覚め始め、雄叫びを上げているかのような絵だった。そうして最後にはドンにみごとに全部持っていかれたのだった。(笑)どうやらその後のドンも凄かったらしく、私は見ていないのだがNOBUYAが言うには「悠々と寝そべっているドンの毛の中に女性達が5、6人顔をうずめてうっとりしていた」そうなのだ。いやードンもこの3ヶ月で色んな経験をしているね。気持ちよかったんだろうなーきっと。人も獣も。

そのあとはすぐに高尾仲間の「たく」と「くみ」の結婚式があり、その披露宴で「ARTGYPSY ARTSHOW」をやってきた。2人は初めてアートショーを見た日に、なんと
それがきっかけで結ばれたそうで「自分たちにとって大切な記念となったアートショーを祝ってくれる方々とシェアしたいんです!」ということで、たっての願いを受けてやらせていただくことになった。結婚披露宴でというのは初めてのことでご親族の方々も大勢来るのでちょっと緊張したが、おめでたいハレの席なので誰もが微笑み、本当にピースフルな雰囲気の中でできたことは光栄だった。終了後、新郎のお父様に「私が息子に一番伝えたいと思っていることを表現してくださって感謝です」と声をかけていただき胸が熱くなった。そして新婦の「くみ」からは「私が両親に一番伝えたかったことを代弁してくれてありがとう」と抱きしめられた。その目には美しい涙が光っていた。「あーなんて幸せなんだろう!」見渡せば血はつながっていなくてもみんな身内のような感覚を覚える輩ばかり。大人も子供も分け隔てなく付き合える関係がここにはあった。そのことを「ありがたいなー」とずっと思い続けていた暖かい結婚式だった。たく、くみ、おめでとう!そしてありがとう!

次は10月21日~23日の個展開催と22日のARTGYPSY ARTSHOW。甲府市を見渡す湖水のほとり、美しい里山がある上帯那地区にあるアートと自然を満喫できるメゾン。
秋まっさかりの中「メゾン・ド・ムスヒ」にてみなさまをお待ちしています。