2018.11.23_>>>_満月

屋久島から8月19日に我が家に到着した森の旅人の「KENTA+NAO」が11月19日屋久島へ向けて旅立って行った。

約3ヶ月の間、共に北海道・東北ツアーへ向けて出発しNOBUYAの一周忌法要に参列し、お墓参りをし、ワークショップをし、アートショーをし、旅をした。その間に起こったまさかの骨折。もっと早くに帰る予定だった2人はそこからまた私とドンのケアをするために一時、神戸まで行ってまた戻ってくるという選択をして自分たちが居ない間を埋めるためにサポートしてくれる人々を探し奔走してくれた。今更ながら本当にお世話になってしまった。健太曰く「オレとNAOだけでもまだ足りない∀とドンの世話をNOBUYA1人でやっていたと思うと本当に凄いと改めて感心するよ!」とのこと。「何もしてないように見えて実は一番働いていたんだなー!」と(笑)。NOBUYAはきっと「KENTA、NAOすまないな。ありがとうな。」と心から思っているにちがいない。かつて私が屋久島の森に籠って絵を描きたいと言った時「あの2人にならオマエを安心して任せられる」と言って送り出してくれたNOBUYA。KENTAは「∀が今生のどこかで骨折しなければならないとしたら、きっとこれがベストのタイミングだったんだ。なぜならオレたちが側に居ることができたから」と、NAOも「もしこれが離れていた時に起こったことだったら心配でしょうがなかったから私達が側にいる時で本当によかった」と言ってくれたのだった。「NOBUYAだってちゃんとそのタイミングを選んでるはず!」と。すべてが偶然の必然で起こるべくして起こっているのだとしたら、やはり私は相当にラッキーな星の下に生まれたのだろう。

実際、骨折以来1人になったことはなく、いつも誰かの愛のこもった手料理を食べさせてもらっている。ドンはといえば必ず誰かがやってきて散歩に連れて行ってくれる。こんな幸せな犬もいないだろう。みんなに可愛がられ愛されて…。ゲストが来た時は決まって彼らが泊まる部屋へ添い寝をしに行くドン。彼なりに色々思うところがあるのだろうか。散歩禁止のドクターストップが解かれるまであともう少しの辛抱だ。それまではみんなに甘えるしかない私達。その解禁日は12月14日でちょうど私が展覧会でフランスへ行っている間だ。フランス滞在の2週間は再びNAOが屋久島から飛行機で駆けつけてドンとともに居てくれる。「ドンのことは私に任せて∀は思いっきりこのチャンスを楽しんで来て!」と言ってくれる魂の友NAO。このフランス行きも不思議なもので、生前NOBUYAが「∀の絵をヨーロッパへ持って行きたいんだ。まず最初はフランスだ!」と口癖のように言っていたのだが今年になって本当にそんな話が舞いこんできて、耳にしたとたん私は思わず「NOBUYAなの?」と心の中で訪ねてしまった。

先日ファンの方がヒーリングの仕上げをと訪ねて来てくださったのだが、一緒にやってくれた初対面の彼の彼女が「NOBUYAさんがこれからは共同作業だって言ってますよ」とそっと教えてくれた。確かに今までもそうだったように、これからもきっとそうなのだろうな。そして彼女がふと「∀さん淋しくないのかな?」と思った時にやってきたメッセージですと伝えてくれた言葉が私を優しく包んでくれた。
ありがとう。愛と感謝をこめて。

この世界でいきていくなか
彼のぬくもりを感じたいと
あなたがそうのぞむのなら
あなたがふれる、そしてハグをする
あなたのまわりの
すべてのものの中から
あなたはそこに宿る
彼のスピリットを
みつけることができるでしょう

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