「I LOVE DON」

とても印象的だった夏至を過ぎて、また新たな変化の波がおしよせてきそうな今日この頃。

暑さがこれから本番を迎えるこの時期はDONにとって1年でもっとも厳しい季節だ。また今年も、街のあちこちにある用水路で沐浴するのが日課となってきた(笑)。この水は山から流れているから、きれいなのだと道行く人が教えてくれたが、それでも毎回祈りとともに用水路にすっぽりとハマって気持ち良さそうにしているDONの背中を見守っている。「そんなに水の中にいたいのかぁ」と思い、一度家の中庭に犬用のプールを置いて水を入れておいてみたが、近寄ってクンクンとビニール製のプールの匂いを嗅ぐなり、プイとそっぽを向いてただの一度も入ろうとはしなかった….(笑)。

DONの兄妹のnimaが虹の橋を渡り、最後のお別れに行ってきた。nimaも私とNOBUYAが高尾で生活していた時代に一緒に暮らしていたオオカミ犬nociwから生まれて、それぞれの飼い主に貰われていくまでは我が家で兄妹ワイワイやっていたので、その頃のことが思い出され急に懐かしくなった。子供達はオス3匹、メス3匹の6人兄妹。その中でもnimaはとびきり運動神経がずば抜けていて、6人中ただ一人、中庭から腕の力だけで垂直な壁をよじ上って窓から家の中に入るという芸当をやってのけていた…。眠っているように美しいnimaの顔を見ながら、これからのDONと過ごす時間がどれほど貴重なものなのかを改めて思う。そして日々、愛おしさが増していくこの感覚を大切にしたいなと思った。

最近気づいた変化のひとつに鳥達のことがある。ここには色んな種類の鳥が生息していて、それはそれは美しい鳴き声でいつも言葉を交わし合っている。夜明け前、鳥達の声とともに目覚める朝は私をたまらなく幸せな気持ちにしてくれるものだ。そんな鳥達が近頃は向こうからこちらへと近づいてきてくれるようになった。以前だったら家の庭の塀の外の樹々にいることが多かったが、最近は塀の上でほけーっと一休みしている姿もよく見かけるし、塀を飛び越えてきて中庭でDONが寝ていても、そばでおしゃべりしながら楽しそうに草を食んでいたりする光景を目にするのだ。鳥達もDONに対して以前のように殺気を感じることなく(笑)落ち着いて過ごせるようになったからなのかもしれない。DONも長老の域に入ってますますシャンティさに磨きがかかってきたようだ。「そんなDONがますます可愛いくてしょうがない!」と、私の親バカさにもますます磨きがかかる(笑)。だからDONをスケッチして、思いをカタチにしてみる…。あぁ愛しいなぁ~と思いながら(笑)。

DON愛してるよ!この夏を楽しもうね。