「ARTGYPSY TOUR 2017 前編」

ARTGYPSY TOUR 2017 がスタートした。

岐阜のギャラリー「UNIVERSE」での濃密な二週間ではオーナーの「美和」との親睦をさらに深め、昨年に引き続き二度目の個展開催だったからか、ゆっくりとファンの方々が増えてくださってるのを実感した。しかも若者だけではなく地域に暮らす叔父さまや叔母さまなどが「また来年待ってますからね!」と声をかけてくださり、なんとも嬉しく勇気を頂いた。「ARTGYPSY ARTSHOW」ではファミリーバンドの「ザ・バクマイズ!」との初コラボが実現。最高に楽しかった。我が家のオオカミ犬「ドン」も昨年屋久島から引き取ってきて最初に訪れたのがこの土地だったのでドンちゃんファンもかなり多く、みんなにもてはやされ嬉しかったようだ。一番嬉しかったのは好物の鹿肉を毎日のように食べれたことだったに違いない。ここへはまた旅の最後に立ち寄ることになるだろう。

初めての名古屋では一日限りの個展と「ARTGYPSY ARTSHOW」を行った。キールタンの「よしき」に紹介してもらった「あさの」さんが主催をしてくださり、「TRAIBAL ARTS」という素敵な場所でミュージシャン「松久浩之」と一年ぶりのコラボ。彼の1stアルバムのジャケットを手がけたことでいっきに近くなった気がして、気持ちよくやることができた。彼の妻でダンサーの「りえ」と娘の「ひなた」の共演の舞もかっこ良かった。初めて会ったオーナーの「よしなが」くんと妻の「きみ」ちゃんからも「またぜひ来年も、今度はもっと長く個展をしてください!」とラブコールを頂きご縁がつながって本当に嬉しかった。

奈良は當麻寺にあるギャラリー「らしい」で昨年に引き続き二度目の開催。主催者のmoritto「よっちゃん」のヨガスタジオに滞在させてもらいながら息子の「源己」やパパとまた家族ぐるみでの付き合いを深めた。ギャラリーのオーナーの奥様「ちえこ」さんとも深い話ができて興味深かった。アートショーでは初めて会うお二方とのコラボ。奈良県出身の「kawol」さんの太古の響きを彷彿とさせる歌声は素晴らしかった。そしてアルゼンチン出身の「ギジェルモ」は前の晩にYOU TUBEでチェックしたNOBUYAが珍しく緊張してしまったというくらい凄腕のギタリストでヨーロッパではすでに高い評価を得ている国際的な音楽家だった。初めてコラボする外国人ミュージシャンが彼だったことは本当に光栄だった。アートショーもグッドバイブレーションで最高だったと言ってくれ「君の絵は世界に出ていくべき。今度のアルバムジャケットをぜひオファーしたい」とまで惚れ込んでくれて本当に嬉しかった。

岡山では「すみれのお宿」でのアートショーの開催。主催者の「すみれ」さんとは5年ぶりの再会だったがここで「ARTGYPSY ARTSHOW」をやるのは初めてだった。すみれさんの提案で一日に2公演をすることになった。ゲストミュージシャンは岡山に移住してきたという「エッコ」。初めて会ったばかりだったがアドリブが大好きというだけあって、即興で素晴らしい演奏をしてくれてとても楽しかった。背中におんぶ紐で子供を背負い、お腹の中には新たな命が宿っていて、私のテーマである「いのち」にぴったりの取り合わせだった。背負われた娘「かなこ」は終止歌を口ずさんでくれて素敵だった。満月にぴったりのアートショーとなって来てくださったお客様方から満面の笑みがこぼれていた。

各地で繰り広げられるARTGYPSYの旅はまだまだこれから続いていきます。これから広島、山口、屋久島、福岡へ、そして再び奈良での個展が急遽決定しました。世界遺産の町「ならまち」にある奈良町資料館のギャラリーでの開催です。旅の一番最後にまた奈良へ帰って行けるのも楽しみです。ひとつひとつていねいに、かたつむりの早さで心をこめて進んでいきたいと思います。それでは各地でお会いしましょう!