四国へ

彼女の車の助手席に乗って、運転免許のない私は、ただ、のほほんと美しい風景に感動しながら幸せをかみしめている。「ありがとうございます!」と感謝の気持ちがこみ上げる。

この友人の「ゆっこ」とは2019年に富士山麓の日月倶楽部で開催された、リトリートの個展とアートショーに参加してくれたことがきっかけで出会った。それからというもの、様々な場所で開催されてきた個展やアートショーに足を運んでくれて、今年は3月に毎年恒例のアサバアートスクエアーで開催された個展の滞在先に来てご飯を作ってくれ、5月には鳥取大山で開催された個展の滞在先にもやって来て、毎日ご飯を作ってくれたのだった。しかもいつも「明日から行くな!」と突然連絡がくる(笑)。そんなゆっこが「3月、4月、5月と個展も続いたし、∀も疲れてると思うから、ゆっくり温泉でも入りながら癒しの旅をしよやー」と誘ってくれたのだった。「ほな、そのまま四国へ行って懐かしい友達にも会いに行こう!」と。NOBUYAが旅立つ前は、毎年ARTGYPSY TOURで訪れていた四国。実に7年ぶりの訪問になる。お世話になったみんなに直接会って、「お陰様でこうして元気です」と感謝を伝えたいと思う。こんな旅ができるのも、冬に旅立ったDONからのギフトなのだなぁと思った。DONとはいつでもどこでも一緒という、今の感覚がとても愛おしい。

そして、四国の旅から帰ったら、久しぶりに、これも実に7年ぶりにヴィパッサナーの瞑想コースへ参加することになった。NOBUYAの旅立ちからも、DONの旅立ちからも、まだ自分自身をちゃんと見つめる時間を作っていなかったので、この機会に初めて向き合うことができると思うと、とてもありがたい。そこで一度自分を整えてから、夏は北海道の実家にいる母を介護するために2週間帰省する。初めての母との2人暮らしに正直ドキドキだが、きっと自分にとっても、かけがえのない学びの時間になるのだろう。そんな未来に向けての旅が、たった今、始まったばかりだ。これからの日々の出会いに感謝しながら、楽しんで流れに身を任せていきたい。

みなさま、どうぞよろしくお願いします!