私の大切な家族、nociw、NOBUYA、DONへ捧げた新刊の作品集、UNSEENができあがった。
この本を創ろうというインスピレーションを得たのは、DONと親友のNAOとKENTAとで、たまたま一緒に散歩へでかけた時にNAOが撮った写真を送ってきてくれたのを見た時だった。私の詩と彼女の写真を組み合わせ、無我夢中で手作りの束見本をあっという間に作ったのだが、様々な事情で実際に形になったのは1年後の今だった。でも、それが完璧なタイミングだったのだと思う。
この本の出版記念アートショーが、今月、静岡市にある浄土宗のお寺、新光明寺にて開催されるが、この開催に至る経緯にも様々な物語があり、本当に「めにみえないもののちから」によって導かれているのだとしか思えない。7月にギャラリーの予約を入れてくださった今回の主催者の方が、このアートショー開催をぜひ実現させましょうと言ってくださった翌日に、DONが夏の暑さで倒れ、一旦この話はキャンセルさせていただいたのだが、DONが奇跡の回復をみせてくれたお陰で再び開催が決定したのだ。その後、まもなくして実家の母が脳卒中で倒れたため、北海道へ急遽帰省していたのだが、家にに戻ってきた3日後に、なんと今度はDONが再び倒れてしまうという事件もあった。正直「これが本当の最期なのか!」と思ったほど驚愕した自分がいたのだが、幸い急性の炎症によるもので、その3日後にはだんだんと元気を取り戻していってくれ、今はかつてのように食いしん坊で甘えん坊のDONになっていることに、ホッと胸を撫で下ろしている。病院からも「こんなに度重なる奇跡の復活を果たすDONちゃんって、よっぽど愛されてるに違いありませんね!」とよく言われているが、それは正真正銘の事実です!(笑)
静岡のアートショーが終わったあと、12月の約一ヶ月間は、上野原市の隣にある、芸術の街といわれる藤野で個展が開催となるが、そのテーマもやはり「I LOVE DON my sweet wolf dog」で3月に横浜のアサバアートスクエアで開催した親バカ展の第二弾となる。色々とあった2023年だが、DONへの愛一色でここまでやってこれたことは本当にありがたい。藤野では23日にアートショーがあり、静岡とともに「UNSEENめにみえないもののちから」というテーマの作品を演じるが、これはNOBUYAが遺してくれた作品の中でも、彼自身が特に気に入っていたものだったので、彼への感謝も込め新刊のタイトルも同じくUNSEENにしたのだった。
沢山の「めにみえないもののちから」によって生かされている私が、その「ちから」達に恩返しができる場が個展やアートショーだ。そんな喜びの体験を与えられていることに心から幸せを感じている。みなさま、いつも本当にありがとうございます。