_ 2009.12.20_>>>_晴れ





















2009年最後のござれ市は晴れだった。いろいろあった2009年の締めくくりにふさわしい真っ青な空。高幡不動尊にもお世話になって早10年、始めた時はもちろんこんなに続くとは思ってもみなかったけど振り返ると、相当に濃い時間を過ごさせてもらってきたことを知る。今は亡き先代の責任者「古久根 薫」さんが半ば独断と偏見で異端者である私に骨董市での作品の発表の場を与え、励まし続けてくれたこと。現在の責任者である奥様の「あつこ」さんとも、もう言葉を超えたところでつながっていると実感できること。まわりの業者達の心からのあたたかさ。そして訪れる人々。「ござれ市」という大きな川の流れに老若男女、それぞれの人生が交差していく。それは刹那的なものではあっても、私にとっては様々なサインを投げかけてもらう重要な勉強の場でもある。今年もありがとうございました。

どうしても「ござれ市」に来たくて、大阪からやってきたという「織姫」さん。たいそう感動してくれた様子で嬉しかったな。ここ最近、急に意識の変化が起こり始めたらしく「今までの自分だったら絶対、頭から否定していたことがらを、すんなりと理解できるようになったんです」とのこと。「そんな自分を自分が一番信じられくて」と織姫さん。満面の笑みを讃える彼女を見る限り、それは素敵な変化だったようだ。オメデトウ!

「チャン・ウェーミン」さん。骨董商。台湾から日本へ買い付けに来たそうだ。なんだかピカピカしていて布袋様みたいだった。「大変すばらしい作品で、感動、感動、大感動。機会があったらぜひ台湾へ来てエキシビジョンしてほしいよ!」「もちろん呼んでいただければ行きますよー」「ホント!僕の親友がアートの方やってるから宣伝しとくよ」20年以上前に訪れたことはある台湾。あの時から今はどうなっているのか?もしも本当に個展ができたらおもしろそうだなー。

「いしまるたかし」くん。大鹿村で野菜を作っている弟「ひろき」くんから絵を見せられ、とてもひきこまれる絵だったので、ここまでやって来たんだそう。聞くと、つい先日までやっていた藤野町での個展にも、ちょうど私がいなかった日に来てくれていたという。やってくるなり絵に飛びついてニヤニヤ笑いながら見ているので「コイツ相当きてるな」と思った通りのナイスガイだった。もう、こういう奴とは初めて会った気がしない。とにかく絵が人を連れてきてくれるので、私はこっち側で待っていればいいというのがありがたい。そのぶん絵を描いていられるしね。それにしても大鹿村とはつながっちゃったなー。感謝です。

つい先日、くも膜下出血で倒れ「95%はあちらへ行くことになると思います」と医者から直接宣言されたという「近藤」さん。自分でももう、完全に死の覚悟をしたのだという。「ところが、無事に帰ってこれて。お礼参りに高幡不動尊に来たんです。もう一度もらった自分の人生をここから新しくスタートさせようと思って。そうしたらこのござれ市で、∀KIKOさんの絵に出会った。見てると元気が出てくるんです。ありがとうございました」今、肉体を持って生きているからこそ、こういう形で出会えるという不思議。帰ってきてくれてありがとう!

「町 諭」くん。たまたまふらっと来てみたというござれ市で、ここに辿り着いてしまったらしい。初めて目にした絵にどうやらハマってしまったらしい。すごく真剣に見ているので私もチラっと彼を見ると、何か別の生物みたいな透明さで佇んでいた。選んだ絵は「神の樹」みんなは直感で選ぶわけだけど、その絵が私に与えてくれるメッセージというものを今度はこっちが逆にキャッチしたりもする。神様はゲームが大好きだから!

宮城から来た「裕子」ちゃんと親友の「麻美」ちゃん。ござれが初めてだった麻美ちゃんが喜んでいて裕子ちゃんがとっても嬉しそうだったな。二人は魂が寄り添っていて大の仲良し。すてきな関係だ。裕子ちゃんは以前ゲットした「yuk&rera」の布プリントを使って手製のかわいい小物入れを作っていてナイスだった。reraの太鼓やyukのお腹の赤ちゃんのところに刺繍が施してあったりして、楽しんでクリエイトしてんなーと嬉しくなったよ。ありがとー。

「佐藤 純」さんと奥様の「佳美」さんとお孫さんの「空」くん。佐藤さんは藤野に住んでいて先日の藤野での個展で作品を気に入ってくれたようで、さっそくござれ市にも足を運んでくださった。デザイナーなので藤野に越してからは町内のありとあらゆるデザインを手がけているそうだ。マンホールの蓋やゆずワインのラベルとかね。藤野の祭り「こもりく」の主要メンバーでもあるらしく、彼の仲間達も日本に最初にオーラソーマをもたらしたりとか色々と面白そうな輩のようだ。「今度ぜひ我が家へ遊びにいらしてください」と直々にお二人から誘われ、大変ありがたく思っております!


_ 2009.11.15_>>>_快晴





















前日の雨が止んで、朝から気持ちのいい秋晴れになった11月のござれ市。境内も紅葉真っ盛りで、多くの人々で賑わった。青く澄んだ空。みんなの笑顔が渦になって天に向かっているエネルギーを感じたような気がした。同じ「ござれ」は二度とない。その日限りの一期一会を楽しむだけだ。

「羽場正起」くん。初めて来たござれ市で、ここには偶然辿り着いたそう。「描かれてるんですか?とても良いと思います。頑張ってください」と心から励まされた。最初に来たお客さんというのは、結構その一日を象徴するものだが、彼からのスタートは、実に心地よい風が流れていった。ありがとう!

「hiromi」彼女はなんと「悠一郎+美千代」との旅先での偶然の出会いが度重なり、仲良しになっていた。彼らの会話の中で「∀KIKO」という共通点も浮かび上がり、「なんだ。そこでも繋がってたのかー」と出会いの必然性を噛み締めたようだ。「今日のおみやげはゆずです」と手渡された。いい香り。さっそく神棚にお供えしたよ!(笑)

「典子」ちゃん。私の専門学校時代の友達の元妻。その友達とも、もう10年くらい会っていなかったし彼女とも二度目だったのですっかり覚えていなかった。男と女、人生色々あったようでお疲れさまでした。彼の住所を教えてくれた彼女。「今度よかったら手紙でも書いてあげてください。本当は会いたそうだったので…」今でも心配なんだね。典子ちゃんも体に気をつけてなー。

「mina」が旦那の「ラメ」ちゃんと大親友の「芳美」とその旦那の「マッスル」を連れて初めてのござれに登場してくれた。彼女はギャラリー「nociw」時代からのお客さんで、作者の私が言うのも変だけど「どうして、そこまで好きなの?」というくらい、私の絵を愛してやまないという本当にありがたい存在だ。(笑)今までに結構な数の原画をゲットしていて、絵を飾ることを設定して家をリフォームしたりしてるのだ。青山にある彼女のお店「ミューフル」でも私の絵が彼女の気分で掛け替えられている。現在、妊娠中で幸せまっさかり。近い将来は旦那の故郷イランで永住する予定で、もう土地は買ってあるのだそう。広大な平原に野良牛が群れをなして暮らすのどかな所なのだそうだ。「そこに家を建てたら、壁を∀KIKOさんの絵で飾るのが私の夢なの。時間がかかるかもしれないけど、どうか家に滞在しながら好きなだけ描いて欲しい!」感謝です。

先月に続き再び登場の湯沢姉妹「美千代」と「葉月」。美千代は今、実家の長野から姉妹が全員で住んでいる東京へと場所を移し、海外への再出発を待っている状態のようだ。12月2日には立つという彼女。先に旅立っている「悠一郎」のいるオーストラリアへと。それまでは、好きな物作りにはまって今を楽しむことにしたようだ。向こうでは悠一郎が農家のバイトでたっぷり稼いでいるらしい。もうすぐ会えるのがなんだか嬉しそうだった美千代。次回の旅も楽しみだねー!

もう片付けを始めようとした頃「あゆみ」が彼の「大輔」を連れて駆け込んできた。「わぁー。間に合ってよかったぁ」とあゆみ。「すごく素敵だから行こう行こうって誘われて来ました!」と大輔。宇宙好きだというお洒落な彼は、なんだか彼女にぴったりのような気がした。とてもお似合いな二人。そんな彼が大絶賛してくれたのが絵本「wor un nociw」。褒められて嬉しかったな。こういう奴ならホントたっぷりと味わってくれそう…。終わり良ければすべて良しと!(笑)


_ 2009.10.18_>>>_天晴れ























先月のござれ市が急遽、欠席せざるおえなかったので2ヶ月ぶり、久々のござれを味わった。朝着くと、回りのオヤジたちはみんな事情を知っていて「大変だったねぇ。ご苦労様」と声をかけられ「あったかいなー」としみじみ感じたのだった。責任者の「あつこ」さんも「やっぱり来たわよ。∀KIKOさん目当てのお客さんが!」と駆けつけてきてくれて…。色々と考えさせられたこの2ヶ月間だったが「ここからがスタートだ」という予感のハッキリとするござれの一日となった。

「ゆういちろう」と「みちよ」。3年前にこのござれ市から「行ってきます!」と世界へ旅だって、旅の途中のカナダで私とNOBUYAを呼んでくれ、アートショウを開いてくれた二人。あの2週間、ヒッチやキャンプをしたりして一緒に過ごした時間は私たちに深い絆を結ばせてくれた。一時帰国していた二人、まずはゆういちろうが先にこの後、オーストラリアへと出発した。帰国は約一年後だそう。そのあとは本気で日本に根をはって生きる覚悟らしく、そのための学びの旅にしたいとのこと。きっと、一年後ござれで会ってるんだろうね私たち。いつも愛をありがとう!

みちよの姉妹、「はずき」「きくよ」「ちふみ」。なんと女ばっかり。四姉妹を目の前にしたのは、もしかしたら生まれて初めてかもしれない。この三人は今、長野を出て東京で一緒に暮らしているんだとか。それにしても仲がいい姉妹。あんな素敵な両親に育てられたからなんだなーとしみじみ思ってしまった。なんてったって「愛こそすべて」と謳うお父さんだもんね。なんだかこの湯沢家とはこの先縁が深まりそうな予感。だんだん家族ぐるみになってきたからねぇ。(笑)これからもよろしく。

「マサル」は清志郎の大ファンで、たしか最後にござれ市で会ったのも、清志郎完全復活コンサートに行くんだという話題だった気がする。でも、清志郎が死んでも決して落ち込むということはなく、逆に清志郎に捧げる歌を作って翌日、青山の葬儀に参列したんだそうだ。「たまらん坂」に行ってみたら同じく清志郎のファンがギターをかき鳴らして歌っていたらしい。「自粛しちゃ駄目だよね!」と。そう、そんなことは彼は望んでいないのだ。だって「夢と希望」だもんね。こんな素敵なファンのいる清志郎はやはり素敵な人だなーとあらためて思ったのでした。

「熊谷成悟」くん。初のござれ市。友人からもらったポストカードがきっかけで、絵の虜になってくれたんだそう!(笑)生で見たことで鳥肌が立ってしまったらしく「過度のコーフンと緊張で挙動不審になってしまって…」と言っていたが、なかなかいいキャラだったな。彼も絵を描いてるそうで、同士として絵を気に入ってもらえるのはやっぱり嬉しいね。お互いクリエイトしていこうぜ!またな。

「いとうよういちろう」はギャラリー「nociw」時代のお客さん。会うのはカフェスローの個展以来の2年ぶりくらいかな?あの時は確か妹と一緒だったけど、今回は彼女の「たかこ」ちゃんを連れてきてくれた。「今度三人で一緒に暮らすんですよ。ちょっとビミョーですけど(笑)」と彼。いつでも、淡々としていてあまり表情を変えないのでつかみどころがないのだが、こうして物好きにもござれ市までわざわざやって来てくれるってことは応援してくれてるのね。ありがとう。

「智之」くんが以前から絵が気になってくれていたそうで「あや」ちゃんと「AKIKO」ちゃんを連れて初ござれに来てくれた。「ついに来れました。あぁ、やっぱり引きつけられてしまいました。すごく気になる絵があるんだけど、あぁっ…どうしよう」と彼。ずっと迷い続けている姿がかわいかったな。(笑)今日もすてきな出会いをありがとう!


_ 2009.08.16_>>>_天晴れ





















「こんなに晴れることは珍しいね!」という言葉が飛び交った8月のござれ市。言われてみれば確かにそうだった。人間はこうもどうして天候に気分が左右されやすいのだろう...。良く晴れているだけで、気持ちまでもがぱーっと晴れてくるのだ。午前中は最高だった。涼しげなくらいで。でも午後になると暑さで汗がだらだらと流れてきて、ちょっとした修行だった。お盆も重なって人影は多いような少ないような...。でもみんな、ご先祖様をしょってやってきている感があったな。祈っている人たちの佇まいに、いつもよりも気が入っているように思えた。

何度かここにも登場している「凛」の妹「笹音」。9才。業者のお父さんについてきた。もうここには何度も来ている従妹の「ちー」や、姉ちゃんのりんから「∀KIKO、∀KIKOと聞かされ、どんな人なのか見てみたいって、言うもんですから...」とお父さん。なんかそのままジブリの世界に連れて行ってくれそうな、まっすぐで、凛とした美しい子だった。口数が少なく、控えめでそこがまた可愛い。「じゃあね。ばいばい」と言って、お父さんのとこへ去っていったかと思いきや「うふっ」とか言ってすぐに戻ってきて、何の邪魔もせず、ひとりモクモクと絵を見ているのだった。またね。

業者のお姉さま「よこやまゆうこ」さん。とてもお洒落な人だ。私が始めた10年前からすでに、貫禄のある先輩だった。いつも本職はギターの修理屋さんだという気のよさそーな旦那様と二人で仲良く出店している。通りですれ違って挨拶することはあっても、私のお店に来たのはこの10年で3度目くらいだろう...。「ちょっと、アンタ∀KIKOちゃんでしょ?あたしね、いつも遠くから見守ってんのよ。アンタのこと。よく頑張ってるなってね。これからもいっぱい描いてよね。じゃまた来るわ!」なんつーか、嬉しかったっす。

最近、東高円寺のお店「yagate」で私の画集を見て、絵のファンになってくれたという「博子」ちゃん。さっそく、ござれ市に駆けつけてくれて、ますます好きになってくれたそうだ。習い始めたばかりの三線を背にとってもステキな笑顔で語りかけてきてくれた彼女。もうちょっと上手くなったら、ござれ市でも聴かせてくれるそうだ。うーん。合いそうだなぁ...。

ギャラリー「nociw」時代からの馴染み「修一+紫穂」nociwがあったフィオーレの森の一階にある「香取園芸」で二人は働いていた。修一はnociwのオープンの頃、紫穂はnociwがクローズする頃に入ってきた。二人とも絵のファンでいてくれて、私達はnociwを通してちょっとだけ重なった。そんな二人がいつの間にかカップルになったと聞いて「なるほど!」と合点がいったのだった。確かに二人は似ていると。そんな二人の出会いはまさしく運命だったようで、今は二人で花屋さんを営んでるらしい。代官山の...あれっ?名前は?肝心なことを何も言ってかなかったあいつら。ただ「やっとここに辿りつけました!」と清々しい笑顔で風のように去っていったのだった...。会いにきてくれてありがとう。

またもやギャラリー「nociw」時代からの馴染み。「モッチー」が友達の双子「なつ+あき」を連れて初ござれに登場した。モッチーは大学生の頃、雑誌でnociwを知りすぐさまやって来た。若いのに年よりみたいな面白い青年で、その日以来フィオーレにしょっちゅう顔を出すようになり、しまいには同じフロアにあった一枚板の家具屋さん「norsk」で働いていたくらいだった。サッカーのセンスは抜群でプロになるかならないか?を本気で悩んでいた時期も見届けてきた。今は教師となり多大に秘めているエネルギーを役立てている。そんなモッチーがゆかりのある沖縄で出会って、ソウルメイトとなったのが彼女たちだった。今ではモッチーの実家に勝手に出入りし、お母さんと語らう家族の一員だそうだ。立派になったなーモッチー。これからも頑張れよ!

「Are you ∀KIKO?」「Yes.」ロサンジェルス出身の「エリック」。クリエイティブ・ディレクター。彼は「Simple Side.」の絵のラインをとても愛してるそうで「いつか一緒に仕事がしたい!」と熱く語ってきた。私は彼に「旅先で出会った現地のやさしい人」的な印象を持った。「この顔はどう見ても悪い人じゃないよなー」とか、久々にまじまじと見入ってしまう顔だった。発していたバイブもとっても穏やかなのだ。このエネルギーでディレクターというのが不思議だよなーと思ったりして。縁が続いても続かなくても、一期一会はやはり楽しいものです。

終わり間際に駆けつけてきた「正み」。間に合って安心したのか目から涙があふれていた。今月末から8か月間、インドの、しかもバラナシにオープンするカフェで働くために日本を離れることになったんだそうだ。それで以前買ってくれた絵をインドで自分が寝起きする部屋に飾って毎日見ながら、日々頑張ろうと思うのでそのことを伝えにきたのだと言った。「すみません。絵を持ってもらって写真を撮らせてもらっていいですか...?この絵と作者を一緒にインドの人たちに紹介したいから....」もしかしたら8か月じゃすまないくらい、どっぷりインドに染まるってことも十分ありうるよね。あの国は...。めいっぱい楽しんでねー。



_ 2009.07.19_>>>_くもり























7月のござれ市は、なんかワサワサとしてた。朝ちょっと出遅れたので、いつもより雰囲気が違っていたようにも思う。「おはようございまーす!」「よっ。来たねぇ!」到着すると、斜め向いの青木さんが「あ、さっきお客さんが待ってたよ。中年の!」と何だかとても嬉しそうな顔をして言った。「えっ。中年?」そう言われても、さっぱりピンとこなかったが(笑)「今日はなんだか縁起がよさそうだぞ!」という予感がした。どんな出会いがやってくるのかドキドキしながら幕を開けたのだった。

彼が待っていた中年「沓沢」さんだ。「あのね、3年くらい前に見た猿の絵が忘れられなくてね、それがどうしても欲しくなって来たんだ」顔は覚えていないが、交わした会話とそのシーンは覚えていた。あの時も「この絵。いいですねぇ」と言っていたが、そのまま通り過ぎて行ったのだ。ほとんどの人はそのままだろうに、なぜ彼は3年経って思い出したんだろう?私にはその事がとても不思議に思えた。でもなんだか、お腹のあたりからあったかーくなるような、喜びみたいなものが溢れてきた。そう「みんなちがって、みんないい!」だもんね。

彼は予期せぬ中年「行」さん。今年の3月に彼の娘で私のファンの「和美」が結婚式を挙げたのだが、私は和美からの依頼で式の最後に子から親に渡す贈り物として、絵をオーダーされたのだった。彼女は「その2枚の絵が繋がっていたらステキだなーと思うんです」と言った。私は昨年の暮れに「あい+あかり」という2人のために繋がった絵を描いていて、そのことを「ひとりごと」にも書いたのだが、和美はパソコンとは縁遠い人で、そんなことは知らなかった。行さんは言った。「いやー。オレは参ったよ。正直ド肝を抜かれたね!今日はこの気持ちをどうしても伝えたくて来たんだ」当日まで互いの両親は何も知らされず、式の最後に「新郎新婦より両家のご両親に贈りものがございます」と箱を渡され「その箱の中のものを取り出し、ふたつを合わせてください」と言われても「?」だったという両家。そして箱を開けてみると...。あとは会場が拍手喝采でおおいに湧いたそうなのだ。そして二人の両親は本当に感動してくれたとのことだった。「ありがとう。あの絵は家宝だ。オレが死んでもずっとずっとな...」やっぱりいい日だった。神様ありがとう。

昨年の3月、サンフランシスコでの個展の時、おおいにお世話になった「しのぶちゃん+くう」。今では大切なファミリー。彼女が現地でオーガナイズしてくれ、家にも泊めてくれた。ファッションデザイナー。日本では「S.F.S」というブランドで、ハリウッドランチマーケットなんかに置いてある。明るくてバカで最高にステキな人。空はそれに虹をかけたくらい明るくてバカで最高な奴。9才。先日高尾に遊びに来た時、電車に乗ってる間中、見知らぬ乗客の人達みんなに、着てきた私のTシャツを、前に後ろに見せびらかせて「今からコレ、描いた人んとこ行くんだ!」と言って得意げな顔をしていたんだそう。空大好き!「またサンフランシスコに戻っておいでー」というラブコールには絶対応えたいね。

TATOOを入れたいと思っているという「千春ちゃん」「いつか、∀KIKOさんの絵を体に入れたいんです!」と彼女。岩手の実家の近くに立つという、お気に入りの大きな木の写真を見せてくれた。とても神聖な木だった。この地球上に私の絵を入れている人間は2人いる。1人はロンドン。1人は日本だ。2人ともカンとセンス、そして何より魂がめちゃくちゃいい奴らだった。そして、2人とも「どうしても、∀の絵じゃなきゃダメなんです!」という物好きな輩だったな。こういう縁もあるんだね。

一度、個展にも来てくれたことのある「尚子」さんはしのぶちゃんの長年の友達だとか。東京モード学園時代からサンフランシスコでの生活と、共に歩んできたらしい。今は実家のある愛知県に暮らしているそう。もう佇まいがマダムって感じで素敵な人だったな。

ギャラリーnociw時代によく遊びに来てくれていた「みほ」が息子の「ゆうや」を連れてやって来た。5年ぶりくらいかな?初めて会った時はまだ高校生で、あどけない顔をしていたのに、今ではすっかり母の顔になっていた。「いつ結婚したの?」「してないよ」「お父さんは?」「いないよ」息子の天真爛漫な笑顔。あっけらかんとしたみほの顔。女は強いなー。お疲れさん。会いにきてくれてありがと。

我が家のオオカミ犬nociwの子供「ラマ」とパートナーの「taba」。近くに住んでるのでちょくちょく会える。ラマはすっかりtabaに甘えちゃってこのポーズ。巷ではおんぶをされてる犬と評判になっているらしい。(笑)いやぁーでも、ラマはこんなに愛されて本当に幸せそう。よかったね。tabaありがとう。


「DANA」ミュージシャン。彼女の息子「BASCO」にもnociwの子供「ブッダ」が貰われていった。今はNYでBASCOと仲良く暮らしているようだ。彼女も8月からしばらくNYに帰る。「早くブッダに会いたい!」と胸をときめかせていた。最近はカラスの不思議にはまっている。



_ 2009.06.21_>>>_










梅雨まっただ中のござれ市は、そのまんま雨だった。雨の降りかたがおもしろくて、時にバケツをひっくりかえしたような雨がきたかと思えば、しとしと雨のような、なんとも色っぽい雨の時もあったりした。この際「雨の表情を楽しんでやろう!」と思ってやって来たござれ市だったが、以外と出会いがあったりして雨の恩恵に預かった、なんとも趣のある美しい一日だった。ありがとう。

「中村」さんは、たまたま初めてござれ市に来てみたという人だったが、絵に立ち止まり、あまりにもじっくり見ているので「おもろいな」と思っていた。しかも、とても自分の意見をハッキリ言う方で「僕はコレとコレがたまらなく好きです!」と言った。その絵は私の故郷の聖なる山を描いたもので、その木は故郷の海から拾ったtree drawingだった。しかも中村は母の旧姓で...。なーんか、この顔が懐かしく感じられたんだよなー。向こうも「なぜだか、目がはなせなくなりました...」と言ってたな。

「和寿」。ギャラリー「nociw」時代のお客さん。長野から来てくれた。5年ぶりくらいかな?久しぶりだったもんで「よくござれ市のこと覚えてたねー」と言うと「大切なことは僕、絶対忘れないから」と喝を入れられた(笑)。あの頃はまだ大学生で、早稲田大学で愛と平和のイベントを開く実行委員をしていて、彼に頼まれて早稲田の講堂で絵の展示をしたこともあったっけ。懐かしいなー。なんか青春っぽい。彼の顔を見るとそんな言葉がぴったりとくるのだった。

栃木から来た「明美」さん。物腰や言葉使いがとてもきれいだったな。シャイなのかあまり話さなかったけど、初めて会う私のためにお花を持ってきてくれた。とても素朴で可憐な、カモミールのような小さな花。可愛かった。「ここで花とかを水に差せないだろなーと分かっていながらも、持って来てしまいました」と彼女。やさしい人だね。お花はちゃんと持って帰って家に飾ったよ。

「あのー∀KIKOさんですか?」「そうだよ」「わぁーっ。こんなところで出会えるなんて!」たまたまござれ市に初めて来てみたら「∀KIKOの絵に出会えた!」と驚いたという「美邦子」さんと「カツキ」くん。絵の存在は以前から知ってくれていたようで感動していた。「ほらねー。土砂降りの初のござれ市で∀KIKOさんに出会えた。やっぱり来てよかったでしょーカツキさん!」と笑顔が可愛い彼女。「オレ、一度覚えた顔は二度と忘れないですから覚悟しててくださいよ∀KIKOさん」と彼。たたずまいが二人ともお似合いだよね。ただの友達だと言っていたが...。

「ヒロミ」ちゃんは先日、屋久島へ行って、私がイベント「RAINBOW PRAYERS」で島の絵描きたちと四人で描き上げた絵を見てきたそうだ。しかも私の友達「なーや」のピースボール磨きのワークショップをRAINBOW PRAYERSと同じ森の中で体験してきたそうで、とってもいい旅だったようだ。朝、目が覚めて雨の音に笑ったという彼女。おやつに持ってきてくれた、ベリーのパンケーキ超うまかったぜ!

「わーっ。すてきーっ!」初めてござれ市に来てみたという「fuse」さん。これまた、たまたま絵に出会ってしまって、その瞬間にドキリとし、見入ってしまったという彼女。「かわいくてきれい!また絶対来ます」と言い残して雨の中へ去っていった。それにしてもこの雨の中、わざわざ初ござれにやって来る人っておもしろいなーと思った。

カメラマンの「一夫」さん62才。ござれ市に写真を撮りに来ているうちに、業者のおやじと仲良くなって店の片隅で自分がかつてコレクションした何台ものカメラをおいてもらっているそうだ。「なんかわからんけどね、オレあんたの絵に魅力を感じるわけ。ダイスキです...」少年の心を持ったおやじだ。

高幡不動の物作りの人「とも」くんが友達の「たま」ちゃんを連れてきてくれた。「こんなステキな場所で、とてもステキな絵に出会えて心臓がドキドキしました」とたまちゃん。ともくんは残り三点となったオオカミの赤のTシャツを「着こなします!」と宣言してゲット。でもほんとにすごく似合ってたよ。またね!


_ 2009.05.17_>>>_雨のち晴れ















前日までの天気予報では終日雨だったのに、朝は少しパラついていたもののすぐに止んで、お日さまも顔を出す天気になり、とてもありがたかった。予報を見込んで業者の数は格段と少なかったが、そんな予報にも関わらずお客さんが来てくれて、これまた嬉しかった。そういえばここのところ、思いっきり雨に降られたござれ市はないということにふと気づいた。来てくれたお客さんが「どうか、ござれの間だけは雨が降りませんように!」と祈って来たと言う。そんなみんなの力が働いているようにも思えた5月のござれ市。感謝です。

高尾にある体クリエイト「きらくかん」のスタッフでもある「智津子」さん。先日きらくかんへ初めて行って体を見てもらった時、私の症状に合わせて、目の温湿布や骨盤の体操、背骨の体操などを指導してくれた彼女。とてもフレンドリーなスタッフばかりで、話の流れで私が絵描きで、毎月こんなこともしてるよと「ござれ市」のフライヤーを渡したら、もうひとつやってる仕事が偶然にも高幡不動だったらしく「仕事前に絶対行きます!」と言っていた彼女が本当に来てくれて嬉しかった。直感で絵にピンときてしまったらしく原画のコピーや画集を購入してくれた彼女。「それにしてもこんな絵を描いていて体が気になります。いたわってくださいね」と優しい言葉をかけてくれた。ありがとう!

「進」は奈良へ行った元隣人の「えいじ」の友達の大工で、えいじが旅立つのとスイッチするかのように親しくなりつつある存在だったが、なんと母屋のそばに突如現れた「矩壱工房」の宮大工の2人とも友達だったのだ。「いやー世間は狭いねー」と言いながら、やっぱり気の合う奴らはみんなどっかでつながってるんだねーと再認識。しかも進はかなり絵に食い付いてくるので「ますますおもしろいなーこいつ」と思っている。自分を知っているオシャレな大工である。また遊ぼうな!

業者の娘の「凛」。昔よく登場していた「ちー」のいとこ。ちーはもう高校生になってめったに「ござれ」の手伝いには来なくなったが、小五の凛は自分から「ござれ」に来たいと言ってデビューしたそうだ。「だって学校のつまらない授業よりも、よっぽどこっちの方がいろんな人がいて勉強になると思うから。こうやって∀KIKOみたいな人に出会えたりするじゃん!」業者の娘たちって本当にみんなしっかりしている。これで、今は20才になった「モモ」と「ちー」とを合わせて「3代目だね!」なんて周りのオヤジ達にひやかされた。確かに。しかも例外なく凛も絵を描くことが大好きだった。演劇かファッションの世界に行こうとしているモモに、漫画家を目指して芸術高校に通うちー、凛も将来が楽しみなアーティストの卵だ。

とうとう4.26に結婚をした「なお+まさし」。かつてギャラリー「nociw」があった今は懐かしい「フィオーレの森」で行われたパーティーに私とNOBUYAとで参加してきた。集まった顔ぶれがまた懐かしく、まるで同窓会のようで楽しかったな。2人の出会いがこの場所だったのと、これからフィオーレの森のマンションで暮らすというのだから、よっぽど縁があったんだね。なぜか、婚姻届けの証人として署名と拇印を押すことになった私達。やはり、この場所で出会って結ばれた「竜也+佳世」夫婦に次いで2組目の証人になってしまった。「えっ。私達でホントにいいの?」って感じだったけど、とにかく結婚おめでとう!そして2人は赤ちゃんができたことを告げに来てくれたのだった。お幸せに。

ネットのサイトをきっかけに私のことを知って「ひとりごと」の文章を気に入ってくれているという「智成」くんが友達の「佐智子」さんを連れて来てくれた。「実際にお会いしてドキドキです」とあまり喋ろうとしない智成くん。「話には聞いていましたが、実際の絵と∀さんは想像以上です」と佐智子さん。「今まであまり人に話したことのなかった不思議な体験を当たり前のように”うんうん”って聞いてくれる人がいるんだと驚き、嬉しくて出会いに感謝しています。心を自由にできました!」と彼女。とても直感的な彼女はござれで人気の七福神をパッと見て「これを連れて帰ります」と満面の笑みで誘ってくれた彼にありがとうを言いながら去っていった。

宮城から来た「裕子」ちゃん。去年の大倉山での個展に来てくれて以来の再会だった。「初めて絵に出会った時からずーっと、いつかござれ市に行くぞーって思っていて、やっと来れました。∀さんの絵をもっともっと見たくて。あー優しいし、吸い込まれるー」とパワフルな笑顔で登場した彼女。私が北海道の故郷の海から連れてきた流木に絵描いた「tree drawing」に一目惚れしてしまい、そのままポケットに入れて宮城へと連れて帰った。「こうしてこの木も旅をしていくのだなぁ」としみじみ。作品もピッタリの人に出会ってなんだか嬉しそうだったな。裕子ちゃんは素敵な人。また会おう!

高校が一緒だったというおかしな仲良し3人組「春美+徹郎+悠」。今はそれぞれ、漫画家、演劇家、ミュージシャンとしてクリエイトしているそうだ。初めてござれ市にたまたまやって来たという3人。最初、春美が1人で偶然私のお店に辿り着いて「わぁーっ。人の描いた絵に久しぶりに感動しました!」と言って去って行ったのだが、あとから2人を連れてくるやいなや徹郎は「あのーもっとお話がしてみたいです」と荒手のナンパみたいな台詞を連発するし、悠は「今、お寺で邪を払ってもらったんですが、ここにいる方がよっぽど払われます!」なんて真剣な顔で語ってくる。もう撤収作業をしていたところだったから「また、ぜったい来ます!」と宣言して彼等は去っていった。感じてくれてありがとね。


_ 2009.04.19_>>>_晴れ















晴れの日の4月のござれ。先月のござれ市からの1か月間がいつもよりも、ずっと長く感じた。旅に出たせいだろうか。それに我が家のオオカミ犬nociwの出産予定日が迫っていたので、ドキドキしていた。nociwに「どうか、ござれ市が終わってから生んでね」と、お願いして家を出た。朝のお参りの時も「とにかく無事に子犬たちが生まれますように」と神様に祈って一日を過ごした。そんな特別な心境に元気を与えてくれる人達が集まってくれた。子犬たちは翌日の朝、無事に生まれてきた。生まれてきてくれてありがとう。

はじめましての「ときわ」さんは、2年ほど前に、四国は高知から高尾に越してきたらしく、私の噂を聞いて、興味を持ってくれていたそうだ。彼女も紙漉や版画をするアーティストだった。結婚を機に住む場所が急に変わったので、これからゆっくりと環境に慣れていこうとしているところだそう。おっとりとしているけど、芯のとても強そうな素敵なひとだった。また一人、地元に「モノ作り仲間」が増えて嬉しいな。

旅人の「岳穂」くん。私の大切なファンの夫婦が中野でやっているお店「yagate」で絵を見て感動してくれて、ござれ市まで辿り着いたらしい。「お店で画集を見たんですけど、どうしても本人から買いたくって...。いつか原画を買って、旅先で特注の額なんかを作ってもらって飾りたいです!」旅人特有の、日に焼けてつるつるとした顔に満面の笑みで、彼は言った。魂のきれいな人だった。感じてくれてありがとう。

ござれ市の存在を最近知って「おもしろそう」と思い、たまたま来てみたら偶然絵に出会い「すごく好きになってしまいました」という「小林 英」さん。「ねぇー行こうよー」と飽きてせかす子供たちを背に「ちょっ、ちょっと待って」と、なんだか夢中になって絵に見入っているお父さんの図。すっごく嬉しかったなぁ。目がとても澄んでいて子供みたいな彼。こんなお父さんに育てられる子供達はラッキーだね。

2度目のござれ市の「歩」ちゃんが、和歌山から来たお母さん「陽子」さんを連れてやってきてくれた。「母が来たい来たいとうるさくて...」なんて彼女。どう見ても姉妹にしか見えない、若くて元気いっぱいのお母さま。なんか2人してカラーが南米ぽいし、ほんとに素敵な母子像だった。「この子の部屋にいったらね、もう∀KIKOさんの絵だらけなんですよ。ほほーう。これは、よっぽど好きなんだなーと思ってね」と陽子さん。愛に満ちあふれた2人。ありがとお母さん。また会おう!

ござれ2度目の「えみ」ちゃん。絵に会いたくなって来てくれたそう。「見てると、体の中を強くてやさしいエネルギーが通っていって、なぜかとても懐かしい感じがします」という彼女。この言葉は、先月、屋久島で個展をした時にも見た人が言っていた。あるファンの方のお母さまは、病院で寝たきりになって久しいが、初めて私の絵を見せた時に「ああー懐かしい。私は生まれる前にこの絵を見たよ」と言ったそうで、それを聞いて私が驚いた。自分でもまだはっきりとはわからないが、とてもキーになる言葉のような気がしている。

「金子浩晃+陽子ファミリー」。大黒柱の「ヒロ」は宮大工。昨年から私達の暮らす母屋のすぐ近くに工房を構えて兄弟弟子の「ヤス」と2人で仕事をするようになった。もともと原っぱだった実家の土地に、あれよあれよという間に「矩壱工房」は完成した。そこはnociwのお気に入りのトイレだったので、完成後も立ち寄るようになり、自然に親しくなったのだ。先日は初めて家族や仲間を交えて工房でBBQもあって、NOBUYAとヒロは完全に意気投合したようだった。工房の中はおもしろく、いろんな手作りの道具たちもあって見飽きない。美を愛するマニアックな仲間が近くにできたことが嬉しいな。これからもよろしく!

私達の愛すべき隣人「たけお+ゆうこ」夫婦。ゆうこは今年、看護士の資格を取るために専門学校へ入学試験を受けて合格し、今は病院の仕事が終わったら学校に通うという毎日だ。本当にその頑張りは尊敬するものがある。たけおは、相変わらずマイペースに畑仕事に精を出しているが、ゆうこがハードになった分、洗濯や食事を作ったりと彼女が少しでも勉強に打ち込めるようにと協力していてその努力は涙ぐましい。2人は本当に変わった。以前にはないくらい魂がお互いに寄り添い合うようになった。そんな2人が隣にいることに、私は心から感謝している。いつもありがとう。



_ 2009.03.15_>>>_晴れ













気持ちのいい陽気につつまれた3月のござれ市。光がとても美しくいろんなものが輝いて見えた。翌日から屋久島へと向うことになっていた私は、このござれ市からが旅のはじまりなのだと改めて実感した。そう、いつも決まって旅はござれ市から始まるのだ。無意識で集まってきた魂たちに送られてるようで、心があたたかくなる一日だった。

先月初めてござれ市の存在を知り、境内をブラブラしていたらたまたま私のお店を発見し、作品に出会い、夫婦揃って感動してくれたという「浩之+優子」夫妻。「前回は本がSOLD OUTしてたので来月絶対また来るぞーっ。と思って」と嬉しい言葉。二人は新幹線でたまたま隣の席になったのが縁で結ばれたそう。「本当に何度も何度も今まで結ばれてきたんだろうなぁー」と感じさせるようなとっても素敵な夫婦。また来てね。

美容師の「yohei」。「BOHEME」の「yuji」のつながりで、ギャラリー「nociw」時代から作品を見に来てくれていた。美容室の店長を辞めてこれからしばらくは日本中を巡る旅に出るという。昨年京都の嵐山へ行き感動し、そこで出会ったお寺の住職とイベントを企画しているそうだ。彼が最も尊敬するという弘法大師「空海」の直筆の書に「まさかここで出会えるなんて!」と雄叫びを上げながら相当感動していた。そんな奴は初めてだったから、ちょっと嬉しかったな。いってらっしゃい。いい旅を。

「Simple Side.」を出版しているnicoの「taba」。前回刷った分がなくなって「絶版になるか?」という時期に彗星のごとく現れた存在。彼女自身「Simple Side.」を贈られて感動したというこの本のファンだった。「この本が地球上からなくなることは想像できなかった。やらなきゃっ!と思って」と彼女。もうすぐHPも立ち上がるらしい。昨年は家も引っ越してきてご近所さんになった。暮らしもクリエイトも楽しんで、みんなで助け合いながら生きている。ありがとう!

札幌の「mattu」。出張で来ていたらしいがまた北海道へ戻るそうだ。そんな時、彼はいつも愛妻のためにプレゼントを選ぶ。料理も好きだという彼が手製のおにぎりをくれた。ターメリックやクミンが効いた、ちょっとスパイシーなおにぎり。そしてお芋のサブジ。その場に居合わせたお客さんにもふるまって大好評。「おいしー。お洒落ー」mattuたちまち人気者。和気あいあいと楽しい場面だった。

nebulavoの「meg」がとうとう私達の母屋のすぐそばに引っ越してきた。世田谷にあった事務所も笹塚にあったマンションも引き払い、心機一転、田舎でのクリエイティブライフをスタートさせた彼女。まだまだ荷物はかたづいてないが、このござれ市が終わった夜、晩ご飯に呼ばれ初めてお宅訪問した。仕事で旅をすることの多い彼女らしいエスニックな料理がおいしかった。「一応さ、ほら、あたしって、こういうイメージかなーって感じで作ってみた。ははは」サバけた奴である。

代々木上原の美容室「MO」の友美が0才の息子「遊太」と友達の「桃ちゃん」を連れて、初めてのござれ市に登場してくれた。「遊太が0才のうちにどうしても会わせたかったのと、nociwのお腹にさわりたくて、いてもたってもいられなくなり来ちゃいました」と友美。遊太は本当に穏やかで人なつこい、名前のとおりの子供に育っていた。桃ちゃんも終止笑っていて「楽しい。ありがとう」を連発。「とてもいい場所でみんなが笑ってた。来てよかった。一日一日を大切にしていきたいと思いました」と友美。幸せいっぱいの彼女の顔がとてもきれいだなーと思った。ありがとう。



_ 2009.02.15_>>>_晴れ











気持ちの良い晴天に恵まれた2月のござれ市、この日は仏陀の命日でもあった。それを知る前に、境内を回って朝の参拝をしている時、何かいつもとは違うただならぬ気配を感じたのだ。そして僧侶の一人が「今日は特別な日ですからね」と、口走っていたのを小耳にはさんだ時「ゾクッ」とするような感覚を覚えたのだった。奥の院「大日堂」にお参りする時は、いつも気が引き締まる。ここはそういう気を発していて潔い。いつもは外から、ちょっとだけ開いた障子戸の隙間に見える、神々しいばかりの大日如来像を拝むのだが、その手前に仏陀の涅槃の姿が描かれた黄金の幕が下ろされていた。それを見て「ハッ」としたのである。命日というだけでこれだけ変わるエネルギーはいったい何なのだろう...。おもしろい一日だった。

「とも」くん。革やビーズで作品を創っているアーティスト。なんと彼の実家のすぐ側で私とNOBUYAは以前、長いこと暮らしていた。ともくんの実家がケーキ屋さん(あれ、パン屋さんだっけ?)の時に私達は引っ越してしまったが、その後ともくんが実家に帰ってきて、今そのお店は、ネイティブの風を感じる彼のお店に生まれ変わっている。「じゃ、店開けるんで」彼は歯にかみながら、以前から気になっていたという画集「KANTO」を大事そうに抱えて去って行った。このタイミングで出会えたのがきっとおもしろいね。

地元の友達とともに初めて「ござれ市」に来てみたという、福岡からやって来た「千恵子」さん。何気なく覗いてみた私のお店で、初めて作品に触れて「感動しています。不思議な気持ちです」と目が離せないといった様子でじっくりと見てくれていた。その後もメールをくれて「絵を見てると身体が熱くなり、内側が震える感覚でした」とのこと。いやぁーそこまで感じてもらえるなんて、とても嬉しいです。こちらこそありがとう!

ござれ2回目の「あゆみ」ちゃんは、今回は友達の「エミ」ちゃんを連れてきた。あっ、そういえば、あゆみちゃんは年末のカフェ・スローにもいたよね。「この顔どっかで見たぞ!」っていう、いたずらっ子みたいな目をした彼女。エミちゃんは「絵を見てると体の奥にひびいてきます。地球の音が聴こえてくる感じがします」という感想をくれた。みんな、心がきれいだなぁー。癒されます。(笑)

イタリアに住んでいるお姉さんから「ござれ市へ行って∀KIKOの画集を買ってきて!」と指令が下り、いそいそとやって来てくれた心優しき妹「祐子」ちゃん。銀行員をしているそう。「HPで見た印象と全然ちがって、というか、もっと良くて、どの絵を見てもドキドキしました。また来たいです!」と言ってくれた。ホントは自分が欲しい絵があったそうである。お姉ちゃんのための本を買って予算がなくなったと言っていた。お役目ご苦労様でした。(笑)

ミュージシャンの「デーナ・ハンチャード」。昨年の「kokoro show」でのコラボレートから、一気に親しくなってしまった。クリスマスのホームパーティーへ呼んでくれたりと、今では家族ぐるみの付き合いだ。そんな彼女も故郷のNYを拠点に、初のセルフプロデュースのアルバム「FOOL TALE SPIINNING」(私はカバーの絵を担当した)をプロモーションしていこうとしているらしい。彼女のミュージシャン人生としても今、大きな転機を迎えようとしている。ともに精進していこう!

最近、カフェ・スローで「Simple Side.」と出会って以来、肌身離さず持ち歩いているという「ヒロミ」ちゃん。初ござれ市にも本を胸に抱いたまま登場してくれた。「本当に、本でこんなにも感動したことは生まれて初めてで、出会った時からずーっと、いまだに興奮が続いてるんです。とにかく∀KIKOさんに会いたくなって、ござれ市まで来てしまいました」と彼女。私には「あなたこそ、Simple Side.の住人なんじゃない?」と思えてしまった。嬉しくって出てきちゃった...。みたいなね。(笑)

「PIRIKA HAIR」のヤーマンこと「ヤマシン」とパートナーの「クミ」。二人もご近所さん。ま、ファミリーみたいなものだね。美容師の仕事がら日曜休みはなかなかないが「まぁー、一年に一度はござれ市に顔出したいっすよね。やっぱ」とヤマシン。クミもすっかり、こっちの生活にも慣れて、なんだかんだ言っても「シンちゃんラブ」はますます続行中な感じ。私もNOBUYAもつい親のような気持ちで見守ってしまう二人です。幸わせでいてちょ。

ただふらっと、ござれ市に遊びに来て、たまたま私のお店を見つけた「梨詠」ちゃん。初めて見た絵は彼女を夢中にさせたらしく、迷ったあげく一枚の原画のコピーを購入。「すごく素敵な絵がいっぱいでビックリしました。ありがとーございました。早く家に飾りたいです。また来ます!」と偶然の出会いに喜ぶ、夢見る少女のように軽やかに去っていった。素直で可愛い子だったな。

花屋の「文水」つながりで出会った植木屋の「tomo」ちゃん。ござれ市には初登場。しかも一年以上ぶりの再会だ。「苔」をこよなく愛する彼女もまた植物のような人で「夢を見たの。ある植物の種から茎がスルスルーっと空に向って伸びてって、そしたら蕾がパッと弾けて、そこに∀KIKOの絵が咲いたんだ。それから何だか∀KIKOに会いたくなって、そして突然、そうだ。今日、あのSimple Side.を買いに、ござれ市に行かなくちゃ!って思ったんだよー」と話していた。うん。やっぱり特別な日だったな...。ありがとね。



_ 2009.01.18_>>>_くもり



















天気予報では3月の気温になるなんていっていたのだが、全然そんな気配をみせるどころか、みぞれ混じりの雨が時折降ってきたりして、その度に斜め前にいる業者の青木さんが商品を出したり、引っ込めたりとまるで昆虫のようにせわしなく動き回っている様がおもしろおかしく「あぁー。またござれの1年が始まるのだなー。」と感慨深かった。本堂からは一般の参列者に向けて説かれる説法が朗々と聞こえてくる。「私ども真言密教の世界では、仏と私達人間は平等であると説いています。密教の儀式はその誓いの形を現すもの。この境内におられる全ての方々はそのことを確認するために、今ここにおられるともいえるのです。...」今年も「ござれ」が始まった。

毎年、年初めのござれにやってくるBOHEMEの「山中一家」。裕二いわく「1年の始まりにござれ市で∀KI姉に会うことが、自分にとっての節目なんです。」とのこと。昨年末には家族も増え、みんなとっても幸せそう。お姉ちゃんになった「ひまり」は妹の「れのん」を抱きかかえ得意げに笑ってた。いい子に育ってるね。いつもありがとう。

昨年の大倉山での展覧会で、購入してくれた作品を引き取りにきてくれた「陽子」さん。あれから旅に出たりなんだりしてるうちに、あっという間に月日が経ってしまったという彼女。「あーっ。やっと作品を受け取りに来れました。2009年始まってすぐのタイミングに嬉しさいっぱいです!」と超ニコニコで去っていった。彼女は耳の人だ。

昨年末にカフェ・スローで行った望年祭に来て、初めて私の絵と出会いすっかりファンになってくれたという「Ayumi」ちゃん。あの時「Simple Side.」を買い、それから何度も見てくれているそうだ。さっそく、ござれにも足を運んでくれた彼女。「ここにも深いエネルギーがあふれてます。ドキドキ...」とても感受性が強そうな子。ファッションもカワイかったな。

彼も望年祭で私の絵を知り、買ったTシャツにいきなり「サイン下さい!」と言って、書いてあげるなり、早速トイレで着替えてくれて、ライブの後半はそのTシャツで弾けまくっていた「ホッチー」。「強い力を感じて、またお会いしたくて来ましたー。」とストレートでピュアなホッチー。ありがとう!

最近出会ったばかりのnebulavoの「meg」が早くもござれに登場してくれた。何でも私の母屋かアトリエの近くに住居兼アトリエを構えようと企んでるらしい...。(笑)nobuyaとも会って「彼女なら全然ウェルカムだねぇ。」と意見が一致した。性格がいいクリエイティブなやつは好きさ。ま、ご近所さんになったらよろしく。楽しもうぜ!

「愛を感じました。」彼も超感性がビンビンそうな波動を発していた「智英」くんと、とても恥ずかしがりやさんの息子「龍河」くん。カラーが可愛い親子だ。たまたまござれ市に家族4人でやってきて「お父ちゃんはこっちが気になる。」と此処へと辿り着いた。1度は奥さん達のことが気になるようで立ち去ったが、再び戻ってきてポストカードを購入。選んだのは「精霊とともに」だった...。

「mica」とはちょうど10年くらい前に、花屋の文水つながりで出会ってから、しばらく音沙汰もなくて2年前の個展にいきなり現れてビックリしたのだった。あの時以来だったから今回も驚いた。「あれーっ。ござれ市のこと知ってたんだぁ。」「知ってるよーっ!」くったくなく笑って帰ってったがノートには書かれていた。「最近色々あって、つい来ちゃいました。絵はいつも優しく心にしみました...。」またおいでよ!

なんと高尾から来たという3人組。「慶+裕美」夫婦と根っからの高尾っ子だという「Todoo」くん。高尾のカフェTOUMAIで私の絵を見たらしく、それからござれの存在を気にしてくれていたそうだ。雰囲気のある若者達が近所に住んでいると思うと嬉しい。地元のTodooくんも「いつの間にかあったかい人達がたくさん増えていて嬉しいかぎりです。」と、とても嬉しそうだった。どこかでバッタリ会うかもね!