_ 2007.12.16_>>>_晴れ

























今年最後のござれ市は晴天に恵まれたが、風が思ったよりも冷たく感じられ準備する手がかじかんできた。さすがにこの時期になると4時に起床してもあたりは真っ暗。でも高尾から高幡不動への30分の道のりはとても静かで、しだいに空が明けていく様は幻想的で大好きだ。到着するといつもより業者の数が極端に少なかった。おやじ達が言うにはみんな世田谷の「ぼろ市」に行ってしまったらしい。年末恒例の「ぼろ市」はとても有名だし、そっちの方が儲かると踏んだのだろう。業者たちは商売人なのでそう考えるのも無理もないことだ。が、しかしそんな時でも決まっていつものメンバーが顔を揃えているのだった。私にとっては彼らこそが昔なじみの連中だ。終わった時はみんなが「よっ。今年も世話になったな。また来年もよろしくっ!」と言って去っていった。こうして私の「ござれ」も9度目の冬を迎えた。

小宮千冬こと「ちー」が久々の登場だ。最初目の前に現れて「∀KIKO-っ」と声を掛けられた時は誰だかわからなかった。だってあまりにも様変わりしてたんだもの。ま、今13才というのだから無理もないか。背がすごく伸びたし、体重もすごく増えていた。ふむふむ。要するにお年頃なわけである。18才の親友「もも」の時もそうだったもんな。そうやってみんな近づいてきて、やがて通り過ぎていくんだよなー。(笑)相変わらず将来の夢、マンガ家になるために常にマンガを描き続ける手は止めなかった。NOBUYAが来て「おーっ。ちーっ。描き続けてるんだな。すごいなー」と声をかけたら「だってさ、∀KIKOも頑張ってるじゃん!」って言ってたんだって。可愛いやつ....。

私の「ござれ」元年からのファン「和美」「寒いけど頑張って!」とわざわざホッカイロを買ってきてくれた。出会った時からとてもとても優しい人だった。ずっと整体師になるために勉強してきてて、最近からぼちぼちお客さんにも入るようになったんだとか。夢は自分の場所を持って人々に心と体の安らぎを与えること。そして人々から喜んでもらったことによって与えられたお金というエネルギーを私の絵と交換していくことなんだって。なんともありがたいお言葉。大切な大切なファンの1人です。

今年からファンになってくれた「勝」さん。この日は「忌野清志郎」の復活ライブのチケットが取れたことで、やけにテンションが高かった。「今まで、競争みたいなものにはずっと負け続けてきて、まさか今回も取れるなんて思ってもみなかった。でもオレが見ないのは絶対おかしいと思ってたんだ。だから今日は気分サイコーだよ!」顔中満面の笑みの彼。きっと神様もそう思ってチケットをゲットさせてくれたんだね。よかったね。本当に!ノートにしたためられていた「棕櫚」という詩。素敵だったぜ。

ふらっと絵を見て入ってきてくれた「大熊」さんと「遠藤」さん。ござれ市は初めてだそう。大熊さんの名刺には「描人」と書かれていた。私と同士なのかな?素敵な笑顔の遠藤さんとなんとも言えない雰囲気を醸し出していた描人。なんか今年最後のござれで会えて良かったと思えた人達でありました。寄ってくれてありがとう。またお待ちしております。

「瑞穂」ちゃんはなんと高尾の住人で同じ絵描きだった。そして、一緒に来ていた「鈴木昌樹子」ちゃんも高尾の人で2人はお隣さん同士ということだった。。うっかりして昌樹子ちゃんの写真を撮り忘れていたみたい。ごめんねー。そしてなんと昌樹子ちゃんはあの国分寺の「カフェ・スロー」で働くことになったそうなのだ。で、お店のスタッフから私のことを聞いていたらしい。今月30日にスローで行われる「サヨコオトナラ」の忘年会ライブには私もデコやカナダで行ったアートショウのスライドなどで参加することになっている。NOBUYAのDJもある。「30日はお客さんとして遊びにいきますねー」と笑顔の2人。また会えるね。

府中の野川でサーフチームを組んでいるという「NOGAWA CREW」の「松岡哲」さん。たまたまふらっと立ち寄ってみたというござれ市でいきなり私のブースを発見し驚いて入ってきた。「まさか骨董市でこんな素敵なアートに出会えるとは思わなかったよ。感激だなー」と頬をほころばせてくれた。出で立ちからしてどうみてもサーファー。一緒に「JAMIN」というかわいい犬も連れていた。名前の由来はもちろんボブ・マーレーの曲から。そして彼にはなんとお孫さんまでいるという。「今、娘のダンナがパクられてムショなんだよー。若いからさー。はははっ」こんなおじいちゃんならいいよなー。(笑)

カナダで私のためにアートショウをオーガナイズしてくれたファンの「ゆういちろう」と「みちよ」が一時帰国してカナダで知り合ったという「美佳」ちゃんを連れてきてくれた。2人はビザを取ってまたカナダに舞い戻る予定だったがビザが下りず、急遽ニュージーランドへ年明けから旅立つことになった。そう2人の旅はまだ終わっていないのだ。これから1年をかけて、南米やヨーロッパも回る予定だという。そうして今度日本に戻ってきた時には自分達のやるべきビジョンがハッキリとしているだろうと宣言した。美佳ちゃんは2年間の世界旅行から帰ってきて、東京で旅やオーガニックな食やアートや音楽や怪しいカルチャーなどを紹介するウェブサイトを立ち上げた。将来はフリーペーパーも作っていきたいそうだ。そんなこんなで広がっていく仲間達の輪。3人にも30日のカフェ・スローで再び会えることになった。今年を象徴する最後になりそうだな。



_ 2007.11.18_>>>_晴れ

















今月もみごとに晴れた「ござれ市」。今回はどんな顔ぶれに会えるかとワクワクしながら店の準備を整えていると、珍しい顔が登場した。「ケイ」さんだ。彼女は今、国立で夫の「シロウ」さんと「somoan」というカフェ+アンティーク雑貨のお店をやっていて、雑誌にも取り上げられるほど、独特のお洒落なセンスで自分達の世界を表現している。もともとはここ「ござれ市」に彼らも出店していて出会ったのだが、「somoan」をオープンするために「ござれ」に出なくなってからも、家族のような付き合いが続いていた。この日は久しぶりに業者としてお店を出しにきていたのだった。「ちょっとぉー。∀KIKOのお店ずいぶん広くなったじゃなーい?素敵だわ。うふっ。」そうだろう。昔を知る人はきっと驚いているに違いない。隣のトイレは昔は臭くて暗くて、誰もが私の場所に同情してくれたものだった。それでもめげず、「便所の花になるぞ!」と精進してきて9年、その間トイレの改修工事があり、見違えるほどきれいになって、私のお店も毎回試行錯誤を重ね少しずつ進化してきたのだ。今では毎月の「ござれ」が楽しみでしょうがない。それもこれも、わざわざやって来てくれるみなさんのお陰です。ありがとう!

「ゆーすけ」と「あき」が彼らの写真学校時代からの親友の「まえのゆうこ」ちゃんを連れてやって来た。実は二人、今月の25日に島根県は出雲大社にて挙式を行うことになっていて、何と私とNOBUYAを招待してくれたのだ。で、羽田からはこのゆうこちゃんと一緒に3人で飛行機に乗るということで、顔を合わせるために連れてきてくれたのだった。二人が実は思い合っていて、互いに告白できずにゆうこちゃんに相談していたというエピソードを聞き、「何か、いいねぇー」としみじみ思う。結婚式、心より祝わせていただきます。

「テツ」には2年前くらいに会ったんだっけ?確かMARKから紹介されて。初めて会った時に「オレ、∀KIKOさんの絵はマジで好きっすよ。」と真剣な目で言われ、「ああーコイツはいい奴だな。」と迷うことなく思ってしまえた人間だった。フリーのプロデューサー(で、いいのかな?)として、三羽ガラスの「ボビー」や「ハッシー」とともに楽しく色んな仕事にチャレンジしているらしく、その姿勢にはとても好感が持てる。何より持ってる魂がいい。「いつか、一緒に仕事がしたいっす。」イメージしていればきっと実現するはず。信じていこうぜ!

「ヤマシン」と「クミ」はアトリエから一番近い所に住むカップル。ヤマシンも高尾に越してきて丁度一年経つのかな?「顔がだいぶ変わったよねー」と言うと、「いやーっ。帰って来るとほんとホッとしますから。」と彼。昔とは比べものにならない程リラックスしているヤマシンを見ると、私達も本当に嬉しい。その陰にはクミの存在も大きいだろう。彼女は女神のような人である。ヤマシンをどうぞよろしくね!

おなじみの「ナカ」ちゃん。この日は依頼していた丸いキャンパスの土台を作って持ってきてくれました。私が描く丸いキャンパスは、全てこのナカちゃんが製作しているのであります。丸い絵を購入されたみなさん、絵の裏の木枠を注意深くご覧になってみてください。そこには小さく控えめに鉛筆で葉っぱが描かれているでしょう?それが「ナカちゃん印」です。ナカちゃんの人柄そのまんまのマークです。こういう人も珍しいと思うほど、本当にシビレるくらい素敵な奴です。

「約3年前から気になっていて、ずっと来たいと思ってました。」という「森脇千絵」さんが立川に住む彼とともにやって来た。今年の誕生日に偶然友達から私の本「simple side.」をプレゼントされ、縁を感じてこのタイミングで訪れてくれたのだった。終止笑顔を絶やさない彼女と彼に吸い込まれそうになった私。直感を信じてここまで来てくれたことに感謝します。

「momo」は「somoan」の「ケイ」さんと「シロウ」さんの三番目の子。度々わたしの日記にも登場する18才の親友だ。この日は両親が久々の出店をするというので、一緒にくっついてきたのだった。珍客に私もビックリ!でも久々に会えてとても嬉しかったよ。文化服装学園に通っているが、今いち刺激がないらしく、旅に出たいとぼやいていた。思った時がその時さ、出たらいいよ。モモ!!。最後にモモの言葉。「つながる つながる 始めと終わり」

聖蹟桜丘で「あかしや」という自然食のお店を20年以上も続けている「渡辺稔子」さんが初めてござれに来てくれた。私は外食をするなら「あかしや」が一番と、このお店を知った10年まえからずっと思っていて、その気持ちは今でも変わらない。彼女は「マクロビ」提唱者の桜沢さんのまな弟子であり、その畑では非常に有名な料理研究家でもある。相模原に自分の農園を持っていて、そこで採れた完全無農薬の野菜を使って料理を出す。もちろん米も自家製で畑に引く水も天然のわき水を人力でひっぱっているそうだ。彼女のご飯を初めて食べた時の衝撃といったらなかった。大抵外食をすると、エネルギーがドーンと重くくるものだが、彼女のご飯を食べると、まず、体がとっても喜んで元気になってくるのだった。そして自然とゆーっくりと食べていることに気づく。まーそれだけ年期の入ったパワーを持っているお方なのだが、とにかく来てくれるなんて夢にも思わなかったので、ただただありがたかった。「つかの間神秘の世界にひたりました。」と言ってくれた渡辺さん。またご飯食べに行きます!



_ 2007.10.21_>>>_晴れ

















今月の「ござれ」も素晴らしく晴れてくれた。朝はさすがに寒かったけど、お昼頃から気温も上がり暑いくらいだった。「taba」が元気よく現れた。彼女が「ござれ」に来たのは一年振りのこと。一年前に個展に来てくれて出会った彼女とはアーティストとファンという関係だったけれど、今では改訂版を製作中の絵本「simple side.」で私とスポンサーの間に立って進行役を務めてくれていて、すっかりお世話になってしまっている。来る時、京王線の窓から富士山がすごくきれいに見えたらしく「神様みたい!」とウキウキ気分でやって来たのだった。高尾仲間の「さちよ」と息子の「なるき」もやって来た。彼女が最近読んだ本でとても気に入ったのがあって「狐笛のかなた」というのだけれど、その本を読みながら彼女の頭の中で自由にイメージしていた絵がなんと現実に私の絵の中にあったと言って驚き、それはそれは喜んでいた。家に絵のコピーを持ち帰り、見る度大切な気持ちを想うことができることを贅沢に感じるとノートに書いてくれていた。「なるき」はちょっぴり個性的で味のあるキューピーを買ってもらい、とってもご機嫌だった。そして久しぶりに来たメガネの「潤」、もちろん毎回来ていいよ。それから全て片付けが終わってからやって来た「ゆり」とその弟とその友達、次はもうちょい早く来てね。「千尋」ちゃんもまた来月待ってるよ。みんなみんなありがとう!感謝です。

「清水」さんは何年も前から「ござれ」に通っていて私の絵のことも知っていたそうなのだが、なぜか今まではちらっと見るなり、ちょっと怖くて無気味な感じがして側に寄れなかったのだそうだ。でもなぜか、いつも気になっていたんだという。そして今回「えいやっ」とやって来て近くで見てみると、もっともっと近くに寄りたくなって、すっかりじっくりと舐め回すようにかじりついてしまったんだそうだ。そして時間をかけて見た後、丸い形をしたstone drawingを買い求めてくれた。残されたノートの言葉にはこうあった。「心の感じたままを大切にしないとなぁ...」

友達から私の絵を知り、ずっと来たいと思ってくれていたという「榊本優美」さん。家にパソコンがないので私のHPを出かけた時に見れる所を探して見るしかなく、個展の開催を見逃してしまうかもしれないのが惜しいと言ってくれた彼女。そんな風に思ってくれる気持ちがありがたかった。本当に念願叶って「ござれ」に来れたことをとても喜んでいた「優美」さん。その笑顔が素敵だったな。

もうずいぶんと前から「ござれ」には毎回足を運んでいたのに、私の店の存在に今回初めて気づいたという「田中愛」さん。彼女も北海道出身で向こうではよく山に登っていたんだそうだ。「言葉ではなかなか人に伝えられなかった自然への感謝と祈りとがとてもストレートに感じられて嬉しい気持ちになりました。北海道に帰りたくなりました。ここの存在にはきっと気づくべき時に気づくようになっているんですね。大好きです。また来月来ます。」と言って、この後ウクレレを持って代々木公園へと出かけて行った。

「ござれ」二度目の「証」くんが福井県から来た友達「ユリ」ちゃんをどうしても連れて来たかったといってやって来た。treedrawingとstonedrawingの作品を見て「樹と岩の分子の中に秘そむ宇宙」という「証」くん。「絵の線が血の流れる道だと感じました。」という「ユリ」ちゃん。二人とも感覚がぶっ飛んでいると見え、私好みだなと思った。「ここに来れてよかった。ありがとうございます。」と言ってくた彼女。私の方こそ感じてくれてありがとね。

昨年、断食道場で出会ったお茶の先生「佐々木政江」さんと同じ職場で彼女から私の絵を勧められ、とても気に入ってくれて「ござれ」に是非来たいと思ってやって来てくれたという「杉本紗文香」さん。「やっと来れました。政江さんに感謝です。」と彼女。毎日着物を着ているというのもうなずける、ぜったい着物が似合うだろうなぁという雰囲気を醸し出していた楚々とした素敵な大和撫子でした。「ござれ」にも似合うなー。

友達から私の絵を知りHPを見てくれていたという「Ayako」さん。彼女もネイティブやインディアンアートや文様や伝統が好きで自分でも描いたり集めたりしているのだそう。「黒で描いていく世界はとても神秘的で∀KIKOさんのパワーを凄く感じます。」という彼女。アイヌ語のありがとう「イヤイライケレ」を教えると、何度も何度も練習していてその姿が可愛らしかった。「Ayako」さん自身もネイティブな雰囲気が漂う素敵な女性だったな。また会いに来てね。



_ 2007.09.16_>>>_快晴

















晴れ渡る空。吹きすさぶ風。天気に恵まれ暑いくらいの一日だった。なんだか朝からそわそわして気分がとても浮かれていた。お店の準備がようやく整っていつものように境内をぐるりと一周しながらお参りをする。「うん。今日もいい日になりそうだな」そんな予感の通り、久しぶりの嬉しい顔ぶれが登場してくれた。

「直樹くん」と「順子さん」のカップルは山梨の友達「かっちゃん」「ちえちゃん」の友達で二人から私の絵本を見せられ私のことを知ったのだそうだ。草木染めで洋服を作っている彼らはその後アースガーデンに出た時に隣のブースが私の友達でもある「kohoのmio」だったりして、またも私の話を聞いていたらしい。彼らも昨年高尾へ越してきたのだそうだ。長年インドやタイを旅して出会ったいい風合いの草木染めに惹かれ、向こうで糸を染めて知り合った現地の職人さんに縫ってもらったりしているのだとか。今後は自分達でも糸を染めようと森に入り植物を採取してきたとのこと、時々パン屋の「ル・バン」でも展示会を開いているそう。「やっと∀KIKOさんに会えました」という二人だが、私もまたおもしろそうな人と出会えて嬉しいな。

ござれ市に何年かぶりで現れた「啓太」が前回来た時とは別の彼女の「由香」を伴って、久々に登場した。二人とも小学校の先生。「啓太」は私に自慢しようと古着屋でやっとゲットしたという、2000年にREVOLVERとコラボで作ったTシャツを着て来た。白なのにとても大事に着ているようで、全然黄ばんでいないのに驚いた。給料日あとということであれこれと物色している時の二人の会話が漫才のようにおもしろく、うけた。本にもポストカードにも原画のコピーにもいちいちサインを求めてくる姿が愛らしい。「∀KIKOさん大好き」とかかれたノートを見て「いやーホントにありがたいなー」と思う今日この頃だった。またな!

「リュウヤ」と「カヨ」と「タスク」。お馴染みの幸せ家族の登場だ。「リュウヤ」と「カヨ」はギャラリー「nociw」時代にお世話になって以来、クローズした後も毎回欠かさずに個展に足を運んでくれる大切な大切なファンであり友達である。その二人にひとつぶ種の「タスク」が生まれ、ますますハッピーオーラが輝きを増してきた二人。それにしても「タスク」は本当に穏やかだ。瞳の強さといい、耳の立派さといい、この落ち着きといい、ただ者ではないことを十分に暗示させてくれる。さすが仏道の子!素敵な家族です。

「ヤス」は新潟は川口の人。2005年に「candleJUNE」とコラボした個展「kunnepole」の新潟ツアーで被災地を回った時、案内をしてくれたのが「ヤス」だった。「ほんとにあの震災によって多くの人と出会えたことに今は心から感謝している」という彼。私達もまた出会いの不思議さを噛み締めるほどに、彼とはそれ以来家族のような付き合いをしている。「∀KIKO姉」「NOBU兄」と呼ばれるのはちょっと照れくさいけど、私達も「ヤス」の人間性の大きさには色々と学ぶことも多いのだ。いつもありがとう。そしてこれからも一緒に成長していこうぜ!

久々に登場した「潤」は阿寒で木彫りの修行をして東京に戻って来た。住まいは高幡不動の隣駅の百草園だという。なんかしばらく見ないうちに随分と男らしくなっていて驚いた。しかもすげーいい顔をしている。北の大地で身も心も磨かれてきたのだろう。「今もこっちで木彫りやってます。ござれ市にはこれから超近いのでまた来ますね!」なんだか嬉しいな。人が美しく逞しく変わっていく姿は見る者を幸せにするのである。ありがとう。



_ 2007.08.19_>>>_晴れ

















先月は台風が来てお休みだったので、2ヶ月ぶりとなる「ござれ市」を私はとても楽しみにしていた。天気は雨の予報がはずれ、青空が顔を出す暑い一日となった。十時頃に急にお腹が空いてきた私は早飯を食うことにする。弁当はカレーだ。「暑い外で食べるならコレだな!」とゆうべのうちに作っておいたのだ。夏野菜と豆のカレー。「うーん。ウマイ!!」と食欲の虜になっていると、ぞくぞくとお客さんが現れ出した。暑いのにみんな笑顔で登場だった。足を運んでくださったみなさん、本当にどうもありがとう。

「ゆうすけ」は8月8日に入籍したばかり。久々の「ござれ」で久々におみくじを引いてみたら、なんと「大吉」が出たと言って、それはそれは大喜び。「これからオーダーしていた結婚指輪を取りに行くんだ」と満面の笑みで去って行った。彼は二年後、故郷の岡山で農業を始めるために今、佐川で懸命に働いている。ゆうすけ頑張れよ。そして結婚オメデトウ!

「草太くん」はこの間「カフェ・スロー」で行った個展の開催中に、下のショップに「マイ箸」を買いに来るために越谷からやってきて、たまたま二階まで上がってきたことで、私の作品を初めて知りファンになってくれたという人。来年、彼が主催する環境祭「WATER GREEN」の企画書を手に熱心にイベントに対する熱い思いを語ってくれた。コンセプトは「地球環境」と「子供の未来」彼のやさしい瞳からは愛が溢れていた。

前に一度「ござれ」にきてくれた「杉山くん」が、再びはるばる茨城県から奥さんになった「文子ちゃん」を連れてやって来た。おめでたいことに、彼女のお腹の中には今、新しい命が宿っているそうで、その子の誕生を祝って私の絵を記念に買いにきてくれたのだった。彼女が迷いに迷って選んだのは「サル」の絵のコピー。遠い所、来てくれてありがとう!

浜田山の美容室「TOPS」のオーナーの「山中裕二」から「お店のお客さんで∀KIKOさんのファンの方がいるんです」と先日行われた浜田山の商店街のお祭りで紹介された「松田美帆さん」が御主人の「隆次さん」を連れて来てくれた。「主人にもどうしても∀KIKOを紹介したくて連れてきたの」と美帆さん。御主人も絵を描かれているそうだが「これ、いいね。」とすぐに一点の絵を選んでくれた。「絵に対しては、とてもうるさい主人にしては珍しい!嬉しい!」と傍らで無邪気に喜ぶ美帆さん。素敵な夫婦の先輩に久しぶりに出会えた気がした。

「千登勢ちゃん」と「金ちゃん」は「RED DATA ANIMALS」の「ヘビ」と「オオカミ」の原画を持っている人。という風に私の中には完全にイン・プットされてしまっていて、彼女たちに会うと、二人の顔と二人の持ってる絵が重なって見えてしまうのだが、そんな二人が千登勢ちゃんの妹さんとその娘さんと、千登勢ちゃんがフラメンコ教室で出会ったというお友達とを連れてにぎやかにやって来てくれた。まるで家族の肖像のような素敵な絵だった。

高尾在住の「棟梁」。以前HPの「ひとりごと」の「山のしごと」という文章の中で触れたあの「棟梁」である。「腕には自信がある」という彼の仕事は実際にとても美しいらしい。現在、山梨県は忍野の地に「大工村」を創るという夢を果たすべく、準備を進めているところだ。この日は、同じく高尾に住む「優子」に連れられてやって来た。「このあと、優子ちゃんや彼女の友達らと焼肉を食べに行くんだ!」と張り切っていた棟梁。彼もまた一人の人間である。弟子募集中!

「Chico」と「Rie」は仲良し姉妹。似てないようで、どこか似ている不思議な姉妹。彼女たちにはいつも大変お世話になっているので感謝の気持ちでいっぱいだ。初めて「ござれ」に来たRieは「すっごいいい所で嬉しい!」とニコニコ顔で語ってくれた。Chicoは「糸巻き」と「カンガルーの毛皮」をゲットして大満足。二人ともすっかり「ござれ」がお気に入りになってくれたようで嬉しい限りだ。

「Chico」の弟「健太郎」と彼の奥さんの「百ちゃん」。つまり、「Chico」と「Rie」と「健太郎」は三兄弟というわけで、三人三様みんな似ていないが、でもどこか似ている不思議な兄弟だ。「健太郎」と「百ちゃん」には初めて会ったのだが、なんだかとても馴染みやすい素敵なカップルだった。旅から帰ってきた彼らは、故郷で「ヨガ+ヒーリング+...」な心地の良い空間を創ろうと現在、準備中だそうだ。



_ 2007.07.15_>>>_台風上陸



朝、いつものように5時に起きて支度をしNOBUYAとnociwを起こして、車で送ってもらい、高幡不動尊に6時30分に着いた。が、なんとそこには誰もいなかったのである......。ござれ市は「雨天決行」という名目で今までやってきた8年間で一度もこんなことはなかったのだ。信じきっていた私がバカだった。そ、そうだよねー。だって台風が来るんだもんね。この時刻ですでに、ザーザー降りのヒューヒュー風だったもんなー。昨日の段階で責任者に確認とかをしておけばよかったんだよねー。きっと他の業者はみんなそんなことをしたりなんかしたんだろうなー。だって一人も間違って来た奴がいなかったもんな。あー。今までかたくなに信じていた「雨天決行」という文字が音をたてて崩れていった記念すべき日でした。こんな私って.....!(笑)


_ 2007.06.17_>>>_晴れ





















梅雨に入ったはずだったが、空は晴れ上がり気温も上昇した暑い日だった。高幡不動尊では恒例の「あじさい祭り」も行われ驚くほどの人手となった。あじさいは本当に見事だった。やっぱり夏を感じさせる花だ。子供の頃はあの大振りさが気に入らなくて、あまり好きな花ではなかったのに、十九年前に初めて高幡不動尊のあじさいを見て、それまであれほど多くのあじさいをいっぺんに見たこともなかったので、本当にびっくりして、そしてはじめて「なんて美しい花なんだろう!」と感動したのだった。それ以来毎年夏にはここのあじさいを拝んで、私の夏がスタートする。暑い中来てくれたみんな、ほんとにありがとう。

四月に亡くなった元総責任者の古久根さんの奥さんの「あつこさん」が朝、業者への挨拶回りで立ち寄られた際、こんなことを言ってきた。「あ、そうそうそう∀KIKOさんに話したいことがあったのよ!」なんでも先日青梅にあって、事情があって三年くらい住めずにいた古久根さんが建てた彼のお気に入りだった家に、片付けに行った日のこと。本当に庭もほったらかしにしたままで、ましてや花の種なども播いた覚えもないのに、その家を包み込むようにして幾種類もの真っ白な花だけが、見事に咲き誇っていたんだそうだ。「それはまるで死者を弔う祭壇そのものだったの。全身鳥肌が立ったわ」その時、この体験を私に話さなきゃと思ってくれたという「あつこさん」。「わかってくれる人にどうしても話したかったの」やっぱり古久根さんは私にとって永遠の存在になった。本当にありがとうございます。

「関くん」はギャラリー「nociw」のファンから友達になったカメラマンの「ゆうすけ」の前の会社の同僚だそうで彼もやはりカメラマンだ。「ゆうすけ」から私の作品の写真を撮っていると聞かされ、ある時そのプリントを見せて貰い「うわーっ。これはすげーっ」と思いすぐにファンになってくれたんだとか。彼の気に入りようはかなり本格的なもので原画を近々ゲットするつもりらしい。何なんだろうね、それって。こっち側の私から見てもいつも不思議な感覚になる。結局は出会いなんだろうなー。すべてのものの出会いと出会い。

「今日が来るべき時でした!」と笑顔で現れた「ゆう子ちゃん」いつも来ようとしていると何故か用事ができて来れなかったらしく、きっとすべてのタイミングが整ったら自然に来れるのだろうと思っていたそうだ。すぐにstone drawingに手を伸ばし「連れて帰る子がここにいそうな気がする」と言った。私の画集「wor un nociw」に出会った時、最初のページ「森の入口」を開いて思わず「ただいま」と言ってしまったという可愛いくて素敵な「ゆう子ちゃん」ノートには自分に付けたおもりを「もういいや。はずそう!」と思ったと書かれていた。

友達の「nori」の彼氏の「hataくん」の家の近所に住む「井上くん」「hataくん」の友達だけあって彼もとても感じがいいナイスガイ。動物がとにかく好きらしく、興味津々で「RED DATA ANIMALS」を見ていた。「カバ」が大好き。

現在多摩美の学生だという「西本くん」「見ていてとてもカッコよくて、気持ちがいい!」という感想。彼も絵を描いてるというから、いわば同志だ。「この絵を盗みたい。オレが描きたい」と言っていたが、人は自分を通してしか描けないから「西本くん」も「西本くんの絵」が必ず描けるはず。頑張って。そしてお互いカッコ良く生きようぜ!またな。

ギャラリー「nociw」の時のファン「伊藤くん」が妹の「かをりちゃん」を連れてやってきた。会うのは三年ぶりくらいかな。品のよさそうなところは変わってないね「伊藤くん」。訪れてくれてありがとう。今は一緒に住んでいるという二人が「そろそろ部屋に∀KIKOさんの原画が本気で欲しいんですよね。」とのこと。来週からの個展を楽しみにしているそうだ。



_ 2007.05.20_>>>_快晴





















いい天気だった。先月はお休みしたのでなんだか妙に久しぶりな気がして、この日をとても楽しみにしていたので晴天が嬉しかった。毎年四月だけお休みをしているのは、友達の神主が富士山で神事を行う際に参列するためだったのだが、実は直前に急に延期になってしまい、こんなことは初めてだったので「いったいどうしたんだろう?」と思っていた。すると前日にござれ市の委員会の方から緊急メールが入り、この市の頭であった「古久根さん」が亡くなったとの知らせを受けた。翌日にお通夜がおこなわれるということで参列させていただいた。富士山まで行っていてはとうてい間に合わなかったので「このためだったのだ」と分かった。私がござれ市で9年間やってこれたのはすべて「古久根さん」のお陰だ。名も無い子娘に「いやぁ。この絵は大変な物だよ」と理解を示してくれた。「君の絵を見に来る人達のためにゆっくりとできるスペースが必要だね」と言ってくれた。体を壊されてから、ござれ市にもだんだんと顔を見せなくなりとても淋しかった。でも「古久根さん」のことを考えなかったござれ市はなかったし、これからもないだろう。彼が「君の絵はもっと世界に羽ばたいて欲しい」と言ってくれた言葉を胸にこれからも頑張っていきたいと思う。恩人の心からの冥福をお祈りします。「古久根さん」ありがとうございました。

実は前からのかくれファンだったという「千尋ちゃん」。「stone drawing」が気に入ったようで、「直感はこれでした!」と石をひとつを選んでくれた。部屋のインテリアとして飾ってくれた様子を早速メールで送ってきてくれた彼女。雰囲気がとてもよくなったと書いてあった。写真をみるとその飾り棚には私の絵たちが可愛らしくディスプレイされていた。将来こんなイメージのカフェをやるのが夢だそうだ。頑張ってね!きっと叶うから。

「あやこちゃん」は今回ござれに来るにあたり、HPのひとりごとをずーっとおさらいしてきたらしく、遥かに遡って夢の話にまで辿りついた時に笑い過ぎて、それまで感動してうるっときてたことがすべて吹っ飛んでしまったそうだ。その話を会うなり目に涙を浮かべながら一生懸命話してくれた彼女。絵か石かで迷っていたが「今日はこの子がとっても気になるので連れて帰ります!」と「stone drawing」を選んでくれた。私に会うと元気になると言ってくれたが、わたしも「あやこちゃん」に会うと元気になるよ!

オーストラリア在住の「ともこさん」と息子。友達に連れられて来てくれた。私のブースにある御神木の上に置いてある生命の輪の絵をじーっとじーっと心の底から見つめてくれていた彼女。「オーストラリアで個展をやる時は必ず教えてください!」と言ってくれた。そんな時が来ることを願っててね!

先日大倉山の個展に来てくれた「Miwaちゃん」と息子が友達の「Rinちゃん」を連れて来てくれた。大倉山では閉館間際に仲間達と、どどどーっと駆け付けてくれてTシャツやら本やらをいっぱい買ってくれた「Miwaちゃん」。彼女のだんなさまの「アンディ」という方も「カッコイイ!」とTシャツをたいそう気に入ってくれてるそうだ。「Rinちゃん」はその時「Miwaちゃん」が持ち帰ったカードの絵をとっても気に入って飾ってくれているんだそう。来月カフェ・スローの個展にはスタイリストの彼を是非連れて行きたいと言ってくれた。

「nori」と「hataくん」と「ハス」と「リリー」。「nori」とは結構古い仲だ。友達の中でもマニアックな私の絵のファンの一人で結構ちまちまと作品を揃えていっている。久々に会う「ハス」と「リリー」がずいぶんと大きくなっていてビックリした。彼氏の「hataくん」はナイスガイ。彼もたまたま私の絵が好きだったらしく、こうして個展などに一緒に足を運んでくれるようになった。「nori」や子供達の元気な顔が見れて私は嬉しいよ!

「さおり」と「道人」夫婦。ギャラリー「nociw」時代からのファンの二人。カップルだった時から「nociw」に通っていて、結婚する記念に自分達のために絵を選んで、今度はもうすぐ生まれてくる子供の記念に新たな絵を探しに来た。でも結局迷いに迷い一点に絞れずに、絵はもう少し時間をかけてじっくり考えることにして、もう一枚欲しかったというTシャツを選んでいった。生まれてくる子は男の子。「道人」の先祖に代々受け継がれている「道」という字を名前に付けるそうだ。素敵だね。

「まんちゃん」と「むとちゃん」夫婦。二人揃って会ったのは実に7年振り!私が絵描きになる前からの古い友達だ。ギャラリー「nociw」をオープンした2000年に二人も結婚して神戸に行って、また最近東京に戻ってきた。学生時代からの雰囲気はそのままにずいぶんと貫禄が出てきた二人。これを機にまたみんなでバカをやりたいね!

私の大切なファンの「あい」が先日の大倉山の個展に連れてきた友達の「潤くん」。あの時はなんだかとても大人しくて控えめな感じの印象だったけど、今回は元気いっぱいで「あの、Tシャツとポストカードを買いに来ましたーっ!」なんてまるで別人みたいだったな。まぁ元気なことはいいことだ。うん。


昔candleJUNEのとこでアシスタントをしていた「ジャンボ」がいきなり現れてビックリ!会うのは3年振りくらいかな。「いやぁー。ずっと来たい来たいと思ってて、やっと来れました。」とジャンボ。聞くと今、目黒で自分のファッションブランドを立ち上げて頑張っているという。ブランド名は「真心目」と書いて「マシンガン」と読む。気合い入ってるねぇー。その心いきが気に入ったよ。昔はJUNEの影に隠れて印象が薄かったけど、久々に会ったジャンボはまさに自分の足で立った自信に溢れていた。カッコよかったぜ!

先日大倉山の個展で初めて会った「晃代ちゃん」。あの時は会うなり涙をながしていた彼女。「絵を知った時からずっと本人に会いたかったんです。あぁ。なんだか安心して心が溶け出してきました」と言っていた。そして今回会った彼女はなんと「私あの日から人生が変わったんです。あの後すぐに仕事を辞めると会社に告げることができて。これからは自分の本当にやりたいことをやって生きていこうって決めました。だからもう泣きません」と言った。別人だった。いやぁーとにかくよかったね。うん。よかった。よかった。



_ 2007.03.18_>>>_晴れのち風



















寒い日だった。おまけに強風。お店の準備が整ってホッとする間もなく風が次から次へと吹いてきては悪戯をしていく。もう何度やってもきりが無いのでそのままにしておくことにした。すべては風まかせ。軽いものは飛んでいかないように石で重りをする。「ござれ市」は外でやってる以上どうしても天候に影響されてしまう。業者同士の会話と言えばもっぱらお天気の話題だ。その日の天気がそのまま売り上げに作用してしまうことが多いからだろう。私といえば唯一、そういうこととは関係なくその時の天候も含めて丸ごと「ござれ」を楽しむことにしている。そりゃあ寒いのは結構辛いけど、それ以上にその日の展開がまったく読めない分だけ、とてもワクワクしてしまうのだ。「さて今回はどんな物語りが待っているのかな?」前日、準備をしながらあれこれと想像してみる。毎月、遠足の前の日の、あのとびきりの気分を味わえるのだ。そう考えると「ござれ市はみんなの力のお陰で成り立っているのだなぁ。」と改めて思った。感謝です。

「卓也」は「ござれ」の常連。もともと「ござれ」が大好きで通っていたら私に出会いファンとなってくれた人だ。7年くらい前からかな?「ござれ」に来た時は必ず立ち寄って顔を見せるようになり「ここに顔出さないとなんだか落ち着かなくなっちゃってさ。」と言ってくれている。そんな彼の夢は「自分の店を持つこと。」だった。もともとアジアン雑貨の輸入をしている会社にサラリーマンとして務め、興味があったこの世界を自分なりに表現するために独立することをずっと目標にしてきた。そして「ござれ」に通っていた第一の理由は、いつか自分の店を持った時にそのお店に飾る品々を少しずつ揃えているとのことだった。毎月、必ず何かを買っていた「卓也」の部屋はいつしかそれらの物達でごったがえすようになった。そしてこの日「とうとう僕、会社辞めて店を出すことになりました。中野にいい物件があって決めてきたところです。資産を投げうって夢に翔けました。」との報告を受けた。なんかずっと彼を見続けてきて、「着実に努力を重ね頑張っていれば必ずその思いは身を結ぶ。」という真理のお手本のような人だなぁと今、感銘を受けている。「お店には絶対∀KIKOの絵を飾りたいんだ。今はコピーをちゃんと額装して飾ってるんだけど、いつか原画買うからね!」と「卓也」。よろし頼むぞぉー!(笑)

「清香」はもともと登山家の「大久保由美子」率いる「からっぽクラブ」のメンバーで、「由美子」を通して私を知り、個展の時にギャラリー「nociw」へやって来て、「出会ってしまいました。」と言って、いきなり絵を買ってくれた人だ。「nociw」がクローズする頃、ちょうど彼女も北海道へ単身渡り今は助産士として頑張っているという。そんな彼女が「実は∀KIKOさんに会いたくて今日の東京行きを決めて来ました。」と、はるばる「ござれ」のために休みを取ってやって来てくれたのだった。HPのひとりごとをいつも楽しみにしていてくれているという彼女。話していたら涙が頬をつたってきた。「まさか自分が泣くとは思ってなかったなー。あーでもすごくすっきりしたぁー。」と「清香」。きっと一人で頑張ってきた分、色んな辛いこともあったんだろう。でもここへ来たことで、「いいタイミングで物事が運びそう!」という予感がやってきたようだ。よかった。「うれしい」は「正しい」だね。ありがとう!

カメラマンの「はっしー」と彼女の「たかこ」。初めて「ござれ」に登場してくれた。数日前「はっしー」からいきなりメールがきてTシャツを買いに「ござれ」に来てくれるとのことだった。「はっしー」とは2年前高尾に引っ越したばかりのアトリエに「MARK」が連れてきたことによって出会ってしまった。その時の印象はなんだかフワフワとしていて「つかめない奴だな。」という感じだったが、会う回数を重ねるにつれ「なんだ。いい奴じゃん。」と思ってきたのだった。「認めてくれないかもしれないけど俺はチーム∀KIKOだから。」と堂々と言ってのける「はっしー」。「初ござれ」に大切な人を連れ立って現れたとこなんかは、かなりポイント高いぜ!嬉しかったよ。

「もりたえみ」ちゃん。「はっしー」が「僕の友達に∀KIKOファンがいるんですよ。」と言っていたのが彼女だった。話してみると、私のファンで「rie」というジャンベ叩きの女の子がいるのだが、彼女はその子の友達でもあって「rie」から私の絵を見せられてファンになってくれたというのだ。そして「はっしー」とも繋がって。「えっ。知ってるのー!」となったようだった。とっても瞳がキラキラした女の子だった。そういえば前にも「rie」から知らされてファンになってくれたという人が「ござれ」に来てくれたっけ。いやぁー本当にありがたいことです。私は幸せ者です。

「美絵」さんと彼。「美絵」さんは以前、美容室「pirika」で一度だけ「ヤマシン」に髪をやってもらったことがあるそうで、その時、お店に飾られていた私の絵達に惹かれ、今回「ござれ市」へと足を運んでくれたという。とっても嬉しそうに、じっくりと絵を見てくれていた「美絵」さん。「だんだん欲が出てきてしまって。」と言いながらも「やっぱり、コレが気になりました。」と一点の絵のコピーを選んでくれた。来てくれてどうもありがとう。「pirika」にも感謝です。

「江里」ちゃん。「RED DATA ANIMALS 002」のフライヤーになった二対のオオカミの絵を買った人です。あのオオカミ達には今では名前が付いているそうで「胎蔵」と「金剛」っていうんだって!そう。あの「胎蔵界」と「金剛界」から付けられている
のだ。立派な名前を付けてくれてありがとう。あの絵は部屋の一番いい場所に飾られているそうで、「江里」ちゃんはとても可愛がってくれているようだ。活かされていて嬉しいな。本当に私の絵は行くべき所に行くようにちゃんとなっているようなのだ。そして絵がこうして人との出会いを運んできてくれる。うーん。うまくできてるな。この世界は。



_ 2007.02.18_>>>_雨のち晴れ

















朝から雨。でも「ござれ」は雨天決行。雨の日を楽しく過すために朝4時に起きて自分のためのお弁当を作る。ついでにnobuyaの分も作る。これでお昼が待ち遠しい。5時30分に爆睡しているnobuyaとnociwを叩き起こす。二人とも超ネボケ顔だ。雨の甲州街道へいざ出発。路面に信号の色が鮮やかに映ってとってもきれい。これも雨の日ならではの風景で「好きだな。」と思う。高幡不動へ着いてみると、予想通り業者もお客さんもみごとに少なかった。どんな天気でも絶対にやってくる物好きないつもの面子だけがしっかり揃っている。でもこの日の雨は午前中には止むという予報だったので、みんなで信じることにする。雨が丁度上がり始めた頃、登山家の大久保由美子率いる「からっぽくらぶ」のメンバーの「さちこさん」が再び「ござれ」に来てくれた。しばらく体調を崩して静養していたそうで大好きな山登りも久しくしていないという。ベットに横になりながら安静にする日々の中で、部屋に飾ってある以前「ござれ」で買った二枚のメッセージカードの絵を見ながら少しずつ元気を取り戻していったそうだ。「その時に、あぁ。やっぱり∀KIKOさんの絵にはパワーがある。そう思ったんです。」と言ってくれた彼女。今回は前回にも気になっていたという「熊の神」という絵のコピーを買ってくれた。まだ体調が完全ではないという彼女に「早く良くなりますように。」と祈りながらハグをする。はるばる足を運んでくれてありがとう。感謝です。

「ござれ」常連の「nao」が息子の「海音」を連れてきた。「カイネ」と読む。美しい名前だ。名前の通りの美少年になった「海音」は今年中学生になるそう。ギャラリーの「nociw」で会った頃はまだ小学校の低学年だったのに。時が流れたんだなぁーとしみじみ思う。三月に八王子から横浜へ引っ越すことが決まったそうで「海音」がお宮参りをしたことで縁のある高幡不動へ挨拶をしに来たんだそうだ。クライミングに興味を持ち、これから始めるという彼。将来この甘いマスクでクライマーになんてなっちゃったらモテモテだろうな。「nao」も人生エンジョイしてね!

私のお店の隣はトイレだ。このトイレをいつもピカピカにしてくれている素敵な笑顔のおばちゃまがいる。彼女はとてもシャイなので写真に映ろうとなかなかしない。いつもトイレには彼女が活ける花が飾られている。その花はとても美しい。彼女の心と一緒。「トイレに来てくれた人が気持ち良く用を足して、朗らかに出ていって欲しいの!それが私の仕事。」思わず手を合わせてしまう私。今度名前を聞いてみようっと。

最近わがアトリエの近くに越してきたという「さちよ」と息子の「成來」。「ナルキ」と読む。「ござれ」に前々から来たいと思っていたところ、私のHPを偶然見つけて「ござれ」のページを知り「これ、これ、これに行きたかったの私!」となったんだとか。写真を見て子供連れでも大丈夫なんだと安心したらしい。現に歩き始めたばかりの「成來」は終止御機嫌で砂利の上を歩いてはゴロゴロと転がって遊んでいた。おいしい手作りラスクのおやつもどうもありがとう!

私が「ござれ」を始めた9年前から、よっぽど体調を崩した時以外は毎回来てくださる「三ツ俣さん」。大正12年生まれ。兵隊を終えたあとは掛け軸の表具屋として働いていたそうだ。とても気品に溢れたインテリジェンスな紳士。そんな彼に5年程前に絵を依頼された。私の絵を掛け軸にして自分の部屋に飾りたいということだった。「テーマは私を見たインスピレーションで任せます。」と彼。私は初めて「三ツ俣さん」を見た時「この人は天使だ。」と感じたので彼自身を天使に見立てた。タッチは私の絵本「simple side」がお気に入りとのことだったので、和紙に一筆書きで描いた。何枚か描いた内、どうしても二点を一点に選べなかったので好きな方を選んで下さいと二点渡した。「三ツ俣さん」はそれを大事そうに抱え「家で選びます。」と言って持ち帰った。それからすっかりその絵のことも忘れてしまい、彼が来た時も話題に出なかった。そうやって一年が過ぎた頃、その時まだあったギャラリーの「nociw」に突然彼が現れて掛け軸を広げた。その掛け軸は二枚あった。布も表具も紐も全てがタイプの違うものでそれぞれ丁寧に作られていた。糊作りから始めて和紙をなめしたり、合わせる布を生地屋さんに行って吟味したりしてるうちにあっという間に一年が過ぎていたそうだ。「お好きな方をあなたにプレゼントします。私はこの絵を見て今まで恐れていた死が怖くなくなりました。お礼です。」彼は言った。その掛け軸は私の生涯の宝物になった。

2005年に春風社から出版されたフィンランドの国民的に知られる神話「カレワラ物語」の私が描いた挿画を見て「ござれ」までやってきてくれた「金子さん」。彼はもともと9年前に「世界ふしぎ発見」のフィンランド特集をテレビで見てこの国にとても興味を覚え当時、別の出版社から出ていた「カレワラ」を読み好きになったそうだ。そして最近図書館でもう一度読もうと思って手にしたものが「カレワラ物語」だった。そこで嬉しいことに絵が心にとまったという。ずいぶんマニアックそうな人だなーと思ったので仕事は何してるのかと聞いてみると。「今はリタイア中といったところかな。」「つまりスペースですね。」という答えが返ってきた。おもしろい人だったなぁ。気が。

業者仲間の「上海リル」。彼女の店の物は結構私好みなのでたまにお買い物をしていたが、じっくり話をしたことは今までなかった。ところが雨でお客さんが来なくて暇を持て余していたのか初めて私のお店に、わざわざやって来てくれたのだ。すると話してビックリ!なんと出身が私と同じ北海道で、しかも私の故郷「余市」の隣の「小樽」だったのだ。私は高校が「小樽」だったので、久々に地元の話をして盛り上がった。彼女も「いやー。ここで余市の人と会うなんて思ってもみなかったわー。何かそう聞いたとたん、北海道弁になっちゃうねー。」と喜んでいた。私もとても嬉しかった。何かホッとした。何だろうこの安心感は。出会えてよかった。

「ござれ」目当てでやって来て、たまたま私のところに辿り着いた「陽子ちゃん」と「ミカちゃん」。初めて見る私の絵に興味津々の「陽子ちゃん」は自分でも木や貝などを使って刺繍をしているというアーティストだった。「∀KIKOさんの絵はお守りみたい!」「ステキ!」そんな感想を率直に言ってくれる素直な心を持った彼女達。こういういい顔をした若者に会う度「うん。日本も捨てたもんじゃないなー。」って思うんだな。ありがとね。



_ 2007.01.21_>>>_くもり


















新年最初のござれ市。天気予報では前々から雨か雪なんていわれていて「うわぁーっ。どうしよう。」と思っていたのだが、ありがたいことに持ちこたえてくれてとても助かった。でも気温が低くて朝6時半に着いて準備を始めたが手がかじかんで思うように動かず凄く時間がかかってしまった。「さ、寒い。...」久々に感じるここまでの寒さだった。ずっと外にいるとどんどん体温が下がっていく気がする。足ぶみをしてなんとか暖をとっていると8時頃なんと「もも」が現れた。ござれ市で会うのは何年ぶりだろう?いやぁー驚いた。本当に驚いた。久々の珍客に寒さが吹っ飛ぶほど心があったかくなった。今年一番の顔ぶれは実にすがすがしかったです。感謝!

17才の親友「もも」。去年の9月に「もも」の姉ちゃん「ゆい」の結婚式で会って以来だったが、ござれ市には3.4年来てなかったんじゃないかな?業者だった「もも」の父ちゃんが病気をして「ござれ」に来なくなってから「もも」もすっかり「ござれ」からは遠のいていった。年頃の娘にとっては他に興味の対象がいっぱいあるわけで別に私は気にしていなかったのだが、こうやってひょっこり現れたのはまたどうしてだろう?とは思った。この日「もも」は結局「nobuya」が迎えに来る3時頃までいて昔ござれで私のお店に入り浸っていた時と何も変わらずに、バカ言ってきゃっきゃっと笑って過していた。帰ってきて「ござれノート」に書かれたメッセージを見てみると1ページにびっしりと「もも」の言葉が書かれていた。しかも普段は使わない丁寧語で。「ももは今年卒業なんです。ずっと悩んでいました。.......ももは私らしさから最近逃げていたのです。人に甘えてばっかりでした。なんだかそれは晶子に堂々と会える私じゃないなと心のどこかで思っていたから晶子に会えなかったのかもと今思います。.....んでね、来ました。ござれ。ももは晶子に会ってhugして涙が出そうでした。もう、ももは充電完了しました。がんばりますっ。」この春「もも」は文化服装学園に入学し、大好きな服作りの道を歩み始める。頑張れもも!一生応援してるからな。

「yuji」とはもう10年くらいの付き合いになるのかな。「nobuya」が美容師としてお店で働いていた頃の後輩だったが、仕事を離れたところで何故だか私達をとても慕ってくれ「yuji」の結婚や子供の誕生をずっと見守ってきた。出会った頃は、本当に子供だったが彼ももう30才になり、美容室のボスとなって多くのスタッフを引っ張っていく立場となった。その一方で「BOHEM」というアーティスト集団のチームを結成し、様々なイベントを精力的に開いてもいる。昔からみなぎるパワーの持ち主だったので、その力を正しく使っていって欲しいというのが私とnobuyaの切なる願いだった。彼が変わったなと思ったのは、自主的に朝走ることを日課とするようになって何年か経った頃だった。それまで通じなかった話が自然にできるようになって「人が成長するということ」を目の当たりにして私はとても感動した。ノートにはこう書かれていた「30才になり、神、仏、魂などがわかるようになり、∀KI姉の存在や絵がもっと身近に感じるようになってきました。ありがたいです。感謝しています。」こちらこそありがとう。これからも同志として共に歩いてこうぜ!

前にも登場した雑誌「coyote」の「ボビー」が彼女の「優子ちゃん」を連れ立って現れた。新年早々に大倉山で行った展覧会にも二人で来てくれて「今度のござれにも行きますからね!」とボビーが笑顔で言っていた通り本当にやって来たのだ。その時も今回も「優子ちゃん」はあまり喋らずにとても大人しかったので、ボビーに無理矢理連れてこられてるのかな?なんて心配になったけど、どうもそうではないらしくホッとした。前回ボビーはおみくじを引いて末吉だった。「今日ももちろん引いてきます。」と行って戻ってくると「二人とも凶でした。(笑)」とボビー。「これからここに来る度毎回引くことになりそうです。また来月遊びに来ます。毎月のござれ市が楽しみです。」とノートにはあった。なんだぁー結構楽しんでるじゃん!ボビー!

HPをチェックしてくれてて初めて「ござれ」にやって来てくれた「亜季子」ちゃん。とってもキュートな女の子だった。力強い目が表すようにやはり「物創り」をしているという。「物創り」をする者同志ってそれだけで解り合える何かがあるような気がする。彼女のように芯の強さが感じられる子は好きだなぁー。「とてもよいホカホカしたエネルギーがここにある感じがしました。」と「亜季子」ちゃん。感じてくれてありがとう。また見にきてね!

「meg」とは札幌の仲間「shiho」の繋がりで出会った。MARKや私の展示の時に手伝ってくれている、良き理解者でもある。写真を撮ることや旅をすることが好き。「shiho」とも確か「ダラムサラ」で出会ったんだっけ。とても繊細で感じやすい彼女。数日前に「∀KIKOと話がしたいんだ。ござれに行くね。」とメールを貰った。初ござれは「meg」にとって大興奮を覚えるものだったらしく、終止落ち着かない様子だった。そんな中でもしっかりいい買い物をしていた。いい感じに寂れた鉄のストーブ。色がとてもお洒落なやつ。「すっごくいいハープも売っててそれも欲しくなっちゃった。」とすっかり「ござれ」にハマってしまったらしい。やっとその興奮もおさまって私が片付けを始めようかとする頃、わざわざ手を洗ってきて絵を見ながら彼女がポツリと言った「これからは遊びだけじゃなくて、もっと何かを得るための旅がしたいの。今私にとっては北海道なんだ。そしてアイヌの人達....。うまく言えないんだけど。」とhugしてきた「meg」を抱きとめると大粒の涙を流していた。ノートには「今日はちょっと寒い。でもみんなあったかい。」と書かれていた。

私の絵がホームページの扉に出てくる美容室「pirika」のロゴをデザインした「モリヨウコ」ちゃんと同じデザイン会社に務めているという「原田」さんと家族。「ござれ市」にはよく来ていたらしく「モリヨウコ」ちゃんのデスクに私の絵のフライヤーが貼ってあったので「ござれ市に出てる人でしょ?」ということで今回顔を出してくれたらしい。奥さんも絵を描いているという絵心家族だ。「nociw」のことが気に入ったらしくゴツくて素敵なカメラで写真を撮ってくれた。娘さんの何ともいえない表情が印象的だったな。

たまたまフラッと寄ってみたら感じるものがあったらしく、じっくり絵を見てくれた吉川さん親子。「まーくん」と呼ばれていた男の子はキャスケットとコートでバッチリ決めてとってもお洒落だった。「まーくん」はすぐにstone drawingを握りしめ「ねぇーこれ買ってよー。これがいいよー。」となかなかお目が高い。「そんなこと言っても今は持ち合わせがないでしょ。ご飯のお金しかないんだから今日はポストカードにして!」とママはなだめていた。とっても素敵な親子だったな。また来てね!

「tera」は札幌で「ocho」というお店をやっている男。初の「ござれ」に、彼女の「ゆり」ちゃんを連れてきた。「ゆり」ちゃんにはどこかで会ってるな?と思って聞いてみると、カフェ・スローの個展に来てくれていた。彼女も釧路の出身で道産子仲間だった。でも今は東京に住んでいるという。「あれっ。じゃあ遠距離恋愛なんだー。」と言うと「そうなんです。あんまり言われたことないんですけど...。」「そっかぁー。でも二人とってもお似合いだよ。よかったね。」「はい。幸せです。」と「ゆり」ちゃん。「tera」とは彼が私の作品を気に入ってくれていたことがきっかけで出会った。彼は仕事柄メキシコなどに買い付けの旅に出ることが多い。彼がチョイスしたものは中々目が効いている。「ゆり」ちゃんは今看板屋に務めているそうだ。この二人も絵心カップル。愛の力が二人を幸せに導いてくれることを心から祈ってるよ!

「おおぞら」さんと「まな」。去年富士山麓で行われた「WPPD」で初めて出会ってからカフェ・スローの個展や大倉山の展覧会に引き続き今回始めての「ござれ市」と何かよく会っている気がする。「まな」はとてもきれい。シャイなのかあまり話はしないけど、いつも別れ際にhugする時には体の力をすべて預けてぶら下がってくる。私はその度後ろによろけてしまうが、それがとても心地よい。「おおぞら」さんはいつも私が絵を描く時の心の姿勢や「祈り」について聞いてくる。とても真剣に。自分のことや家族のことについて、いつでも全身全霊をかけて向き合っている彼女の姿に学ばされることは多い。素敵な親子です。