∀KIKO MONTHLY EXHIBITION_______________________
________________________________ 高幡不動尊ござれ市


毎月第三日曜日に高幡不動尊で開催(雨天決行)する「ござれ市」の報告をしていこうと思います。1999年に始めて以来、毎回色んな人々が訪れてくれて、たくさんのドラマがあり、終わるたびにとてもいい充実感を味わっています。午前8時より午後3時まで、本堂・不動堂の裏、御手洗いに向って左手奥にいるので気軽に遊びに来てみてください。高幡不動尊は京王線高幡不動尊駅から徒歩3分です。

2020年1月19日日曜日をもって20年間続けてきた「ござれ市」をめでたく卒業いたしました。

作品、グッズをお求めになりたい方は上野原にオープンした「nociw gallery」にてご購入いただけます。
こちらはアトリエを兼ねているため訪問の際はメールでのご予約となりますことをご了承くださいませ。
何とぞよろしくお願いいたします。







[前回のござれ市][2018][2017][2016]

[2015][2014][2013][2012][2011][2010]

[2009][2008][2007][2006][2005][2004]



_ 2020.1.19_>>>_晴れ






























































「卒業」

みごとに晴れ渡った空のもと、20年を締めくくる最後のござれ市の日を迎えた。

とうとうこの日が来たという実感がじわじわと湧いてきて感慨深いものがあった。ラストを飾る「一枚の絵」には最初に私達の元へやってきたオオカミ犬「nociw」が子供を生んだ直後の絵を選んでみた。その中の1匹の「DON」との生活が現在私の日常を彩ってくれているので今を象徴するのにぴったりだと思ったからだ。

20年前初めてござれ市に出店した時に私のブースを訪れ一枚の絵を購入してくれた「和美」がお父様と一緒に来てくれた。「∀さん本当にお疲れさま!」と労いの言葉を携えて。この親子はその後も度々訪れてくれては作品と出会ってくれて、和美の結婚の時にはオーダーもしてくれ、今はその絵を家宝として飾ってくれているという作家にとって本当にありがたい存在である。しかもこうして20年の時を経て最初と最後に顔を合わせているというご縁にはただならぬものを感じるのだった。

そしてとてもビックリしたのは私とNOBUYAの中学校の時の同級生「郁美」と「由紀」が初めてござれ市に来てくれたことだ。2人は2018年に私が骨折して手術をした直後にも病院に駆けつけてくれてその時以来の再会だった。幼なじみというものはただ顔を見るだけでホッとすることができて言葉はいらない、そういう存在だ。NOBUYAのお葬式の時も特に何にも話さなかったが2人の目を見ただけですべてが伝わってきてとても嬉しかったことを覚えている。

わざわざ栃木県からこの日のためにやってきて下さった「村上」ご夫婦。二胡奏者「翠月淳」さんの1stアルバムのジャケットアートからここまで辿り着いてくれたとのことだった。岩手県花巻からは「ふじね自然農園」の「しょうちゃん」「かおり」が来てくれてまたまたビックリ。2018年、ここで私はアートショーの当日の朝に骨折してそのまま帰ってきてしまったのだった。それ以来の再会だっただけに2人は「あの時の姿が最後だったから∀が元気そうで本当に良かった」と喜んでくれた。私としてもこの節目の日に2人に会えたことでまた色々とクリーニングすることができて感謝だった。

以前暮らしていた高尾の仲間達、現在暮らしている上野原の仲間達も駆けつけてくれた。毎年1月のござれ市に顔を出すことで一年を始めるというNOBUYAの弟分「裕二」の素敵な家族「山中ファミリー」も来てくれた。昨年3月まで新橋にあった常設ギャラリーで出会ったお客様もいらしてくださった。NOBUYAと日本全国を巡った「ARTGYPSY TOUR」で出会った仲間達も顔を出してくれた。この20年間で一番お客様が途切れることなく続いた最後のござれ市だった。

この高幡不動の地に20才から18年間NOBUYAと暮らしていた時代の様々な思い出が蘇ってきた。まさかこの場所で引っ越した後もこんなに長くご縁が続くことになろうとは夢にも思わなかった。2人で一番長く暮らした場所でもあったからその思いはまた格別なものがある。その思い出の中心がここ高幡不動尊であり、ござれ市なのだ。雨の日も雪の日も出店し続けてきたこと。2000年に最初のギャラリーが川崎の溝口フィオーレの森にオープンした時もござれ市の日はギャラリーを休みにしてまでここに出てきたこと。そこまでしてなぜこんなにもこのござれ市を愛してきたのか。自分でも不思議なほどだが、そのひとつにはやはり一番最初のNOBUYAの言葉「せっかく頂いたご縁なのだからこれを続けてみろ。絶対にオマエのためになるから!」というのが胸にあったからかもしれない。でもこうして今20年の節目に卒業を決意したことにNOBUYAは「よく頑張った。」と言ってくれているような気がする。「これからはオマエの好きにやってみろ!」と。

出店料の集金に来た時、ボスが「帰る前に私の所に寄ってね」と言ってたので勿論業者のオヤジ達に挨拶した後、最後にボスの所へ寄った。ボスは「はいこれ」と言ってマフラーと健康のお守りをプレゼントしてくれた。「∀ちゃんに似合いそうだなと思って…」と。そして隣に立っていた青年を紹介してくれたのだ。「この子は私の息子なの。∀ちゃんがござれを始めた時は3才で今は23才。彼を見てわかる通り20年続けてきたという月日の長さは本当に凄いことなのよ。∀ちゃんにそのことを伝えたくて今日は彼を連れてきたの。本当にお疲れさま。∀ちゃんがいないなんて淋しすぎる!だから今度はプライベートで会わない?連絡するね。私はずーっとあなたのこと応援しているからね!」そう言って涙ぐんでくれたボス。先代のボスが亡くなられてから色々と大変だっただろうし、まして骨董屋でもなんでもない私が1人混ざっていることにも戸惑いがあっただろうに最初から本当に優しくしてくれ気使ってくれたこと。先代にも今のボスにも本当に本当に感謝の念が絶えない。

この日車を運転してくれた「ヤマシン」DONの午後散歩をしてくれた「タマ」ありがとう。そして20年間私を育ててくれたござれ市に、来てくださったお客様に、続けろと言ってくれたNOBUYAに心から感謝です。

これからは上野原にオープンした「nociw gallery」や各地で開催するEXHIBITION、ARTGYPSY ARTSHOWにてまたお目にかかることを楽しみにしています!

沢山の愛をこめて
peace.∀



_ 2019.12.15_>>>_晴れ






































「楽しむこと」

朝の4時頃ドンと散歩に出ると月と星が出ていて空がとても美しかった。高幡不動へ車で向かいながら目の前から登ってくる朝日に照らされ「今日もいい一日になるな」と思ったござれ市。「今日の一枚の絵」はKANTO(アイヌ語で宇宙)の惑星シリーズの中の「どこかで」という絵。NOBUYAは私の絵の中でもこのKANTOのシリーズが特に好きだった….。

到着してみると、私のブースは年末年始に境内で催される出店のための大掛かりな資材置き場になっていた。こんなことは初めてだった。前の日にボスから電話がきて「今、高幡に下見に来てみたら∀ちゃんの所がそういう状態でびっくりでね…、でもいつも∀ちゃんの前にいるおじさんが休みだからそこを使ってね!」とのことだったのだ。いつもは影に隠れて「知る人ぞ知る」あるいは「ふと気づいたらここに来ていた」というお客様が訪れてくれるのだが、通りに面しているだけでなんだか陽も差してくるし明るい気分だった(笑)逆に資材置き場を有効に使って楽しもうと思い、置かれていた脚立などを利用して棚などを作ってみたり…。いざ卒業を決めた途端こういうことが起こってくるというのがちょっと面白かった。

「出逢い感謝!」というあたたかい言葉をくださった「hiro」さん。初めてござれ市へ来てくださった。手拭いとカレンダーにサインを書く。おいしいベーグルまで頂いてありがとうございました。お近くに住んでいるそうなので来年1月の最後のござれ市にもぜひ!「久しぶりにござれ市に来てステキなものに出会いました!」という「岩之介」さん、「とても気持ちよく温かい絵に惹かれました」とメッセージをくださった「Kaoru」さんありがとうございました。たまたま前を通りかかったご縁ですっかりファンになってくださった「馬原」さん「えつこ」さん。実はここで20年間やってきたござれ市も来年の1月で卒業するのだと言うと「そんなタイミングで今日知れてよかった〜っ!!」と喜んでくださってとても嬉しかったです。福島県出身の「まりこ」さんはずーっとござれ市へ来るタイミングを待っていて、あと2回となった今回やっとやっと都合がついて訪れることができたと満面の笑みで話してくれました。そんな方に現れて頂き本当に嬉しいです。久々にやってきてくれた「MIWA」は毎晩「Simple Side.」を1ページ開くのを楽しみに暮らしてくれているとのこと。嬉しいな。そしてこの間の秋分に1stアルバム「silence」をリリースした二胡奏者「翠月淳」さんのお友達だという「Mizue」さんがアルバムのジャケットアートに惹かれて実際に作品を見に足を運んでくださったとのこと。感謝です。他にも駆けつけてくださったみなさん、ありがとうございました。車を運転してくれた「ヤマシン」ドンの午後散歩をしてくれた「タマ」ありがとう!

ボスをはじめ業者の方々が今回で終わりだと勘違いしていたらしくやけに淋しそうにしてくれていたが、「いやいや来月までですよ!」と告げるとボスは「あーっよかったーっ。また会えるんだ!」と胸をなで下ろしハグをしてきてくれた(笑)。ありがとうボス。1月の1年で最も活気に満ちる高幡不動尊にてフィナーレを迎えるというのはやっぱり正解だったなと思いました。最後のござれ市がとても楽しみです!



_ 2019.11.17_>>>_晴れ










































「新たな旅立ちへむけて」

気温も暖かな晴天のござれ市でした。今日の「一枚の絵」は「旅の途上」新しく出版された詩画集「∀KIKO pictures and poems」の表紙にNOBUYAが選んでいた絵です。ページの最初の絵にもなっていて、この絵に彼は「ミラクル」という詩を選んでくれていました。

可愛らしいお嬢さん方が初めて寄ってくださり興味津々の様子。一度去っていったものの再び戻ってきてくれてカードなどを購入。なんだか気持ちがホッコリと嬉しかったです。
福生の横田基地に住んでいるという「ミーア」アートが大好きのようで同じくアート好きのアメリカの彼に絵をプレゼントしたいと「MOTER TREE」の絵を選んでくれました。
上野原のギャラリーにも絶対来たい!とのこと。本当に来てくれたら嬉しいな。友達になれそうな素敵な子でした。高尾時代に隣に住んでいた「優子」がやってきました。先日12年ぶりに連絡をくれて「NOBUYAさんに手を合わせたい」と我が家に来て、新たにできたギャラリーも見て色々と購入してくれて…。彼女はNOBUYAの葬儀の時にもお花を送ってくれたのでした。「私の中でNOBUYAさんの死が現実なんだとやっと最近理解できるようになって…それで∀にも会えると思ったの」と優子。「NOBUYAさんと∀は私にとって神様のような存在だから」とまで言ってくれる彼女。いやいやあなたが神様なのよ!ござれ市のために九州は大分、国東半島より来てくれた「啓文」さん。「大分で山口から来た人に∀さんの絵を見せてもらって僕も欲しい!と思いここまでやってきました」とのこと。絵描き冥利に尽きる嬉しいお言葉。本当にありがとうごさいます。住んでる所が素晴らしい土地とのこと「ぜひ∀さんに見に来てほしいんです!」と言ってくださって。いつの日か必ず訪れてみたい!そう思わせるきれいな目をしてらっしゃいました。感謝!!「念願のござれ市に来れて嬉しい!」と言ってくださった「良枝」さん。忙しい日々の中、自分へのご褒美にここへやってきてくれたとのこと。嬉しかったです。アメリカミシガン州から来ていた「ルウ」お茶をやっているという彼女は今回いい器に出会えたようだ。「あなたのアートワークは本当に素晴らしい!今の時代のアートの重要性を私は深く理解している。だからがんばってね。リスペクトよ!」と温かいエールを送ってくれた。こうした国際的な交流ができるのもござれ市の魅力である。そして久々にコアなファンでい続けてくれている「あずさ」が登場。「∀さんの絵に出会ったのが5年前。そこから不思議なご縁に導かれ、とうとう上野原の隣町、藤野の里山に移住しました。自然が人と調和するこの道がこの先も続いていくことを願って、深く感謝しています」とのこと。あなたのような存在に生かされている私こそ深く感謝しています。ありがとう!そして車を運転してくれた「ヤマシン」ドンの散歩をしてくれた「タマ」ありがとう!!

実は来年2020年の1月で20年間続けてきたござれ市を卒業することになりました。1年で最も盛り上がる年末と年始、あと2回のござれ市参加です。ご都合が合う方々にぜひお越しいただけたらとても嬉しく思います。それでは来月もどうぞよろしくお願いします。愛をこめて。



_ 2019.9.15_>>>_晴れ
































「縁と結び」

まだまだ暑さの続いた9月のござれ市。午前中の大きな人の波がお昼を過ぎた頃にはサーッと引いていた(笑)。

久しぶりにござれに訪れた「正英」さんは友人の「秋乃」さんを連れ立って。秋乃さんは大きなホワイトシェパード「ベイ」君を連れていた。「ドンちゃんがいたら会わせたいなと思ったんですけど」と。彼の飼い主さんがタイへ移住されたため友人である彼女が譲り受けたそうだ。オスで去勢をしていないとのこと。ドンは子犬とメス犬と去勢したオスは100%大丈夫なのだが、去勢してないオスだけは会わせてみないとわからない。一度試してみるのもありかもですね。「典ちゃん」は前回ござれに初めて来た時、オリジナルプリントのファイルの一番前にたまたま入っていた鹿の絵と目が合って一目惚れしてくれて、この絵に額装を依頼されて今回受け取りに来てくれた。最近八ヶ岳に小さなお家を借りたそうで「そこに何よりも先にまず一番最初にこの絵を飾るの!」と瞳をキラキラさせて話してくれた。そんなことを言ってくださって絵が一番喜んでいると思います。本当にありがとう!「まき」は2年前住んでいた山口にARTGYPSYを呼んでくれて私とNOBUYAは初めてツアーで山口を訪れた。その4ヶ月後にNOBUYAが旅立ってしまうことになるので、まきにとってはあの時のことが強く印象に残っているようだ。フリースクールでやったARTGYPSY ARTSHOW。子供達の前で本格的にARTSHOWをやったのはあの時が初めてだった。あの時ゲストミュージシャンはいなかったので、音楽はNOBUYAがDJで担当した。その中の「SOUL MATE」という詩につけたNOBUYAの音がどうしても忘れられず、彼女はその音源のCDを突き止め、それがチベットのものであると知りその中で僧侶が口ずさんでいる言葉が気になりチベットへ行き実際にその音源を現地の人々に聞かせその言葉の意味を教えてもらったというのだ。なんだか途方もないエネルギーを秘めている人である(笑)「私にとってNOBUYAさんは昔からこの世とあの世のはざまにいるような人という感じがしていました」とのこと。いやはやNOBUYAの影響力は姿無き今でも着々と広がっているように感じたのでした。最近高幡不動に越して来てござれ市の存在も知らずたまたま不動尊に来てみたら、なぜだか他の骨董屋には目もくれず私のブースに引き寄せられるように辿り着いてしまったという「八谷」さん。「Simple Side.」を手に取り涙を流されていた。富士山でのリトリートエキシビジョンのご案内をすると「そういうことだったんですね」と目をキラッと輝かせていた。ご縁の不思議を感じたござれ市ならではの1日でした。今回車の運転は上野原の友人「結と文」。ドンの午後散歩は「はるな」。みなさんありがとうございました。



_ 2019.7.21_>>>_晴れ




























「LOTUS」

今月の一枚の絵は「RED POPPY」。大好きな花のひとつである。花といえばハスがとても美しく咲いていた。こちらもまた大好きな花で高幡不動に暮らしていた時代、近くにハス畑があって毎年NOBUYAと花が咲くのを見に行ってたっけ。懐かしいな….。

3月まで新橋にあった常設ギャラリー「nociw gallery」ではとってもおなじみなお2人「のりちゃん」「ゆかちゃん」がござれ市初登場で現れてくれました。
嬉しかったです。先日は上野原で新たにオープンした「nociw gallery」にも来てくださり、お2人の愛の深さを感じています。いつもありがとう!
そしてやはり、いつもいつも屋久島の地から愛を送り続けてくれている森の旅人の「NAO」。彼女のFBにある∀ページからこの「ござれ市」の存在を知って来てくださったお客様も何人かいらっしゃいました。本当にありがとうございます。車の運転は高尾仲間の「ヤマシン」、我が家のオオカミ犬「ドン」の午後散歩は上野原仲間の「ウメ」がやってくれました。感謝です。来月は亡き夫「NOBUYA」の三回忌法要があるのでお休みします。今回は何事もなく無事に帰ってくるのでまた9月のござれ市でお会いしましょう。



_ 2019.6.16_>>>_晴れ












































「20周年の夏」

調べてみると、ござれ市への初出店が1999年の6月だったので丸々20周年の月となり、しみじみこの20年間のござれを振り返った日だった。今回の「一枚の絵」は「耳をすませて」。ちょうど20年前に描いた絵だったので記念に選んでみた。

朝一番で来てくださった「Yoshiko」さんはござれ市初登場。ここにやっと来れたことをとても喜んでいた。ヨガを教えていらっしゃるそうで先日その謝礼として受け取った封筒を
そのまま持参して「これで自分にプレゼントを贈ります」と一枚の絵を選んでくださった。手作りの梅ジャムもお土産にくださって、何とも吉兆な20周年の幕開けだった。
するとなんともう1人「Yoshiko」さんがハワイから訪れてくださった。こちらはフラの先生で日本に教えに来たタイミングにちょうどござれ市が重なっていて幸運だったと
話してくれた。今までずっと絵に触れる機会を待っていたそうなのである。「ハワイにきたらぜひ家にいらしてください。ネイティブの血を引く主人も楽器をやっていてARTSHOWなどもコラボできるかもしれません」と言ってくださって「あぁそんな日が訪れたらきっと素敵だろうなぁ」と想像した。なんたって私の夢のひとつには世界のネイティブの方々とアートでコラボしたいという思いがあるからだ。
すると今度はサンフランシスコから「しのぶ」がやって来た。何年振りの再会だろうか?最後に会ったのは私達がまだ高尾に住んでいる頃でNOBUYAとしのぶの息子「空」と4人でファミレスで食事をした時だったと思う。NOBUYAの旅立ちを知ってからずっと会いたいと思ってくれていたそうだ。彼女は10年くらい前にサンフランシスコでの個展をオーガナイズしてくれた恩人でもある。「素敵なギャラリーもできたからまた絶対サンフランシスコにおいでね。待ってるよ!」と温かいエールを送ってくれた。そうして次々に人が訪れて、なぜか今回は本当に久しぶりの再会に心躍った日となった。その極めつけはイタリアから来日していた「Yoshiko」に再会したことだ。20年くらい前にミラノの彼女の家を訪れて一緒にボローニャの絵本市などに行って以来だった。彼女もまさか私がまだござれ市を続けているとは夢にも思わなかったようでとても驚いていた。彼女も絵を描いてミラノを拠点に頑張っているとのこと。描き続けていると聞いて本当に嬉しかった。今でも同志なのだ!こんな贈り物のオンパレードのようなござれ市は珍しい。やはり相当にスペシャルな一日だったな。しかも3人も「Yoshiko」さんが現れてYoshiko DAYでもあった!(笑)今回NOBUYA号を運転してくれた「浩平」、その友達でござれ市に初参加だった沖縄からきた「TSUNAMIのマス」、ドンの午後散歩とご飯を作ってくれた「はるな」ありがとう。屋久島から一生懸命ござれ市の宣伝をしてくれた「なお」ありがとう。そしてたまたまこの記念すべき日に集ってくださったみなさん本当にありがとうございました。



_ 2019.5.19_>>>_晴れ






























緑と縁」

5月のござれ市。境内は緑眩しく輝いていました。

今回の「一枚の絵」は「海の神とともに」。かつてNOBUYAと海にキャンプへ行った時に岩の間にたくさんのゴミが押し込まれているのが目に留って2人でそこを掃除したあとNOBUYAが砂の上にあった流木の板を拾い上げて「∀KIKO、この板に絵を描け。そしてこの岩に立てかけて次来た時どうなってるか見てみよう!」と言ったのでその通りにして帰り、二度目に訪れた時は美しいままだったことに感動してその岩を描いた作品でした。NOBUYAの純粋性と言葉じゃなくても伝わるということを体験した忘れない思い出です。

準備を終えてほっと一息、朝食でも食べようかなと思った8時過ぎに最初のお客様が早くも登場。6年振りに会いに来てくれた「アツシ」。
現在住んでいる千葉からわざわざ来てくれた。「この6年の間にも∀さんのことはチェックしていて新橋のギャラリーにも行きたかったのですが色々あって今になってしまいました。やっと来れて本当によかったです。やっぱりござれ市の空気はいいなぁ。また会いに来ます!」と満足げに帰って行った。6年経ってもこうして来てくれることに感謝です。ありがとう。「今日って不思議!来れてよかったです。ござれ市はエネルギーいっぱいですね。」と初めて来てくださった「万美」さん。常設ギャラリーがあった新橋のATOM CS TOWERでは今でも何点かのPRODUCT作品が展示されているのでイベントで行った方が絵に出会ってくださる機会もまだ続いているようだ。本当にありがたいことである。万美さんは「田口ランディ」さんのイベントで行ったそうで、話されているランディさんの後ろに飾ってある絵がどうしても気になってしょうがなかったのでここまで来てくださったとのこと。嬉しい限りです。そしてそして10年振りに会いに来てくれた方々もいました。「Nao」と「Masashi」。溝口のフィオーレの森でギャラリー「nociw」をオープンしていた頃からのファン。本当に懐かしい。フィオーレ時代は私とNOBUYAにとって、とにかく自由に思いっきり楽しませてもらった日々だったから思い出もひとしおである。
焚き火と音楽と笑いの絶えないギャラリーだった。この2人もそこに参加していつも笑っていたっけ…..。みんなみんなありがとう。出会ってくださったご縁に心から愛をこめて。



_ 2019.4.21_>>>_晴れ




























「一寸先は光」

今回のござれ市の朝はいつもより早い3時に起きて1時間の瞑想後、4時からドンの散歩へ行った。

4時でもうっすらと空が白み始めてきていた。空気が澄んでとても気持ちがよかった。散歩の時は道ばたに落ちているゴミを拾うようにしている
のだが、この朝目にとまった紙切れのようなものを拾い上げてみると、そこにはなんと「一寸先は光」との文字が書かれていたのだ。「えっ!」と驚き裏を見てみると「信じ自分でつかめ 一寸先の光を!」と書かれていた。まるで私へのメッセージのような気がして「はい。わかりました」と心の中で応えていた(笑)。春の陽気に誘われて人々は行楽に出かけて行ったのだろう。ござれ市自体はお客様が少なく、いつもより1時間半も早く目の前の業者のオヤジ達が片づけ出して、つられてまわりも早々に店じまいをしていた。そんな中初めてござれに来たという可愛らしい女の子はカレンダーに一目惚れして買って行ってくれた。先月新橋で行った常設ギャラリーのクロージング個展に行ったら時間が遅くて閉まっていたという「あきこ」さんも来てくださった。屋久島から帰ってきたばかりという「彩香」さんはガイドを担当した森の旅人の健太と奈央に薦められて訪れてくれた。ご縁に感謝です。
今回の「一枚の絵」は「space trip.」というタイトルのもの。詩画集「simple side.」のシリーズの絵でした。

いつもより早く帰ってきたのを喜んでいたドン。4月20日で10才になりました。母親のノチューは7才で旅立ったからドンには長生きして欲しいなぁ。
彼も私にとって光そのものの存在です。来月のござれ市は満月。お待ちしてます!



_ 2019.3.17_>>>_晴れ
































「梅」

梅の香りが境内に広がり、春を感じるござれ市でした。

陽気に誘われてたくさんの人々がメイン通りを闊歩していました。今月の「一枚の絵」は「Mother tree」。この原画は高尾のおそば屋さん「杜々」の床の間にデーンと飾られていて、おそばを食べに来た人達の中にこの絵に釘づけになられる方がいて、店主がここござれ市の存在をインフォメーションしてくれるお陰で毎年必ず何名かのお客様が「杜々で知りファンになりました」と言って来てくださっていて本当にありがたいなと思っています。何年か前に国分寺の「カフェスロー」で個展をした時に見に来てくださったという新潟出身の方がご夫婦で見えました。故郷から上京されたご両親にござれ市を案内しようと思ってとのこと。確かにここはそういう方々にも楽しんでもらえる雰囲気が漂っているので楽しんでもらえています。ござれ市のことも何も知らずただ単に高幡不動尊にお参りに来たというカップルの方も見えました。それも偶然に私のブースに迷い込んで(笑)「この絵に出会えて本当にいい日でした!」と言ってくれました。先月のござれ市に来て「縄文」という絵のオリジナルプリントを購入してくださった方が先月からずっと気になっていたという石に描いた「stone drawing」の作品を求めに再び来てくださいました。そして初めて来てくださった「wawa」さん。どうもありがとうございました!



_ 2019.2.17_>>>_晴れ




































「梅」

先月のごったがえすような賑わいとは違って静かな2月のござれ市を迎えた。

今月の一枚の絵は「丹頂鶴」。オリジナルの絵は登戸にある竜安寺の住職が購入されている。キャンパスプリントのプロダクトの最後の一枚は昨年末のパリの展覧会でフランクフルトから来てくださった方のもとへと旅立った。これはオリジナルプリントを額装したものだ。

わたしのブースの斜め向かいに立つ梅の木の花がほころんでいた。匂いを嗅ぐととってもいい香りがした。こうしてまた季節が巡ってくるのだなぁと20年目の春に想いを馳せる。人がまばらだったので今日は暇かなと思っていたらお昼頃からお客様がやってきてくださった。新橋の「nociw gallery」で初めて絵を見て感動し涙が止まらなくなったという「幸子」さん。家に絵を飾れることがとても嬉しく幸せな気持ちになりますと言って涙を流されていた。もうひと方、絵の前でポロポロと涙を流していた「美佐子」さん。ここへ来たら何故か心がとっても軽く元気になりましたと言ってくださった。前の日に急に心に「高幡不動!」との声がして久しぶりに足を運んでくださった「美香」さん。3月21日から24日まで開催のnociw gallery最後の個展にもぜひ伺いますとのこと。そして一年振りくらいに来てくださった「政江」ちゃん。私に会うと愛でいっぱいのエネルギーをもらえる!と喜んでくれて嬉しかった。そしてそして一年以上振りに現れた高尾時代の仲間の「チー」。最後に会った八王子「ポラリス」での個展で目にした作品がどうしても忘れられず近々購入したいと思っているのだがその絵はまだあるのか?とわざわざ聞きに来たのだと言う。しかも先月もやって来たのだが車で来たため、1月は参拝客で駐車場が満杯なため入れなかったというのだ。だから今日は電車にしたのだという。じゃあ通り道なので車に一緒に乗って帰ろうということになり色々と話ができて嬉しかった。寒い中来てくださったみなさん、どうもありがとうございました。来月もござれ市は参加します。その4日後から新橋nociw galleryのclosing exhibitionも始まりますが、3月は気合いを入れて臨みたいと思います!(笑)



_ 2019.1.20_>>>_晴れ






































「20年目のござれ市」

1999年から、このござれ市に参加してなんと今年で20年目を迎える。

当時はこんなに続けられるとは夢にも思わなかった。本当に自分でも信じられない気持ちだ。なにせ当初の小娘に対する妖怪のようなオヤジ達の目は厳しく「怖くて行きたくない!」とNOBUYAに言っていたほどである(笑)でもNOBUYAも厳しくて「ふざけんじゃねぇ。あそこに唯一のアーティストとして参加できることがどれだけオマエのためになるのかわかってんのか!」と叱られ、最初は泣く泣くリヤカーを引いていたのだった。ところが一年経ち三年経ちと年を追うごとに妖怪たちは実はとってもシャイで優しくて思いやりのある輩だったのである。今では「∀ちゃんに会うことがオレの生き甲斐」「あんたに会うと一ヶ月元気でいられる」と何かしら居ることで役にたっているらしく、今では私にとってもとても居心地のいい場所となっている。そしてお客様も何年経っても忘れずに、遠方よりまたひょっこり顔を見せに来てくれる。実ににありがたいことだ。この先何年続けられるかはわからないがこれからも精一杯参加させてもらいます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

今月の一枚の絵は「rur kosimpu.」海の守人です。以前フィンランドの神話「カレワラ物語」の挿絵にも使用されたものです。何年越しかで色々なご縁からここにやっと辿り着いて本当に嬉しいですと言ってくださった「AKIKO」さん。思い切って来てよかったという「幸」さん。素敵な絵のファンですと言ってくださる「さいこ」さん。引き寄せられるように来ましたという「円」さんや「もー私、実は∀さんの大ファンなんです!」という「ちえ」ちゃんなど、初登場の方々がけっこう来てくださって嬉しかった年始めのござれ市。驚いたのは、それこそ20年前に初めてござれ市に出た時からずっと家族ぐるみで応援してくれている「和美」がお父様とお姉様を引き連れて5年振りに来てくれたことだ。特にお父様は最後に「∀頑張れーっ!」とそれはもうそこらじゅうに聞こえる大きな声でエールを送ってくださって私は胸が熱くなった。上野原に住んでいる「フミ」と「ユイ」も遊びに来てくれた。ありがとう!日本在住のイラストレーターの「Joe」は「Simple Side.」の英語版に感動してくれて私の絵に出会えてよかったと言ってくれた。素敵な出会いに感謝です。最後に登場した「浩美」さんは以前購入してくれたTシャツを着られずにずっと飾っていたそうだが、同じ絵のオリジナルプリントを今回購入してくれて「これでやっとTシャツが着れます!」とのことだった。(笑)最後に片づけまで手伝ってくれてありがとう!そして今回も運転手をしてくれた「ヤマシン」。いつもお世話になってます。こういった仲間達やファンの方達がいるお陰で生かされていることを感じる私の本当にシンプルな生活。私は幸せ者です。ありがとうみなさん。心から愛をこめて!



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